東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2021年03月20日]

【スプリングS】緑の帽子に夢を見る!

早くも開花宣言だったが、今日の陽気でやっと花見の気分になる。野外での散策程度の集まりなのに不要不急の外出自粛を連発すればいいものではないはず。人間はなによりも精神的存在なのだから、てきとうに遊びのひとときは不可欠なのだ。でも、こんなご時世でも競馬ファンはネットで馬券を買って楽しめるのだから恵まれている。その上に、馬券が的中すれば、鬱陶しい気分も吹き飛ぶはずだ。先週の金鯱賞、このコラムで予想はしなかったが、ワイドの①-⑤と①-⑩に加えて、3連複①⑤⑩が的中、総額2300円投資で、+60000円だった。久しぶりに銀行の競馬口座からお金を払い戻して、美味しいお酒が飲めましたぜ。
さて、今週はダブルG2のメニューが食指をそそる。

まずは3歳馬のスプリングS。口撃機関銃ヤマは、新馬勝から重賞挑戦で2着と好走した⑭ヴィクティファルスを狙うらしい。負けたのが皐月賞最有力候補のエフフォーリアだから仕方なしだとか。相手は①ランドオブリバティと⑨ロードトゥフェイムを本線にして4~5頭に流すらしい。ギャンブル狂師ミノ先生は団栗の背比べの感があるのでパスするという。穴馬専科のマスターは狙っていた2頭の逃げ馬の②ワールドリバイバルと差し馬の③ヴィゴーレが2枠に同居したので、枠連で勝負するらしい。

さて、天皇賞(春)の最大の前哨戦である阪神大賞典。口撃機関銃ヤマは、愛馬ヴェルトライゼンデが屈腱炎で戦線離脱を嘆きながらも、前走で愛馬を負かした⑨アリストテレスの実力を素直に評価して本命にするらしい。ほかは長距離適性を重視して有力馬5頭に馬連で流し3連単も少々という。ギャンブル狂師ミノ先生は、有馬記念出走組が強いレースと見込んで、去年のこのレースの勝馬⑩ユーキャンスマイルを狙うという。穴が党専科のマスターは9年前の阪神大賞典を思い出して笑う。あの3冠馬オルフェーヴルが大逸走しながら猛然と2着に突っ込んで来て唖然とさせたレースだった。オルフェーヴル産駒の⑧ショウリュウイクゾと断然人気の⑨アリストテレスの2頭軸の3連複で勝負するらしい。
明日の両レースは軸が堅そうで予想しやすいのではないだろうか。

スプリングSは、川田騎乗の⑩ボーデンの前走圧勝はタイムも良く信頼できる。もう1頭は⑪イルーシヴパンサーを狙う。長期休養明け一回たたいて太目解消で期待できそう。

阪神大賞典は、無敗の3冠馬コントレイルに迫ったルメール騎乗の⑨アリストテレスで鉄板。もう1頭はオルフェーヴル産駒の⑧ショウリュウイクゾの激走に期待したい。
奇しくも両レースとも6枠2頭であるから、緑帽の2頭が揃って抜け出るのを夢見る。


スプリングS

⑩-⑪ ワイド1点で勝負する

⑩⑪の2頭軸で3連複総流し13点で遊ぶ

阪神大賞典

⑧-⑨ ワイド1点で勝負する

⑧⑨の2頭軸で3連複総流し11点で遊ぶ


オススメ!
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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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