東大名誉教授が射抜くワイド1点

[2025年8月17日]

【札幌記念】親父ワイドで暑さを吹き飛ばせ!

若者が悲運にして亡くなったことを知ると、もの悲しくて切なくなる。もう60年以上も前のことだが、気鋭のスター赤木圭一郎が運転を誤って世を去った。アメリカ製のゴーカートに乗ったのはいいが、和製ではないゴーカートはアクセルとブレーキが逆だった。スピードを出しすぎてブレーキのつもりがアクセルを踏み、加速して撮影所の壁に激突。一週間ほど生死の境をさまよって息をひきとった。21歳の若さだった。このところ病を複数かかえ込み、狛江市の慈恵医科大の附属病院に通っているが、調布の日活撮影所にも近いので、この病院で赤木圭一郎も息をひきとったらしい。それを知って、昔のことを思い出したのだ。

先日、東京の26歳の会社員が、北海道で山登りをして、帰路の途中、ヒグマに襲われ、行方不明だった。三、四日後、遺体が発見されたが、悲惨な状態だったらしい。山登りに行ったのに、なんでそんな悲運に見舞われるのか。あと50年は生きられたのに、ヒグマに食い殺されるとは。親兄弟の方々の嘆きを想像すると、どうしようもなくなる切なくなる。

さて、札幌記念はかぎりなくG1に近いG2レース。G2中の最高賞金額、洋芝のレースとくれば、早々にG1に昇格させ、欧米の馬にも参戦してもらいたいのだが。だから、口撃機関銃ヤマさんはスーパーG2とよんで、雰囲気をもりあげる。それでも、G1馬が一頭しか出走しない今年は穴馬が活躍する舞台になるとふんでいるとか。重賞未勝利馬ながら②ボーンディスウェイには脈がありそうという判断。相手本線は、⑨トップナイフ、⑫アルナシーム、⑤ホウオウビスケットの3頭で行きそうだという。馬連・ワイド・3連複を買い、押えはワイド総流しときたから、そうとう入れ込んでいる。

ギャンブル狂師ミノ先生は、地味だけど皐月賞2着馬④コスモキュランダから、単勝と枠連で行くらしい。穴党専科のマスター・ジュンも④コスモキュランダに注目する。初の洋芝に適性があるかどうか、不安ながら狙っていくらしい。

このレースはマスターが2年前⑨トップナイフで的中したというが、今年はオヤジの横典が乗るというのでちょっと不気味と感じているらしい。私も同感で人気薄のここは狙いごろだろう。もう一頭は岩田康誠騎乗の⑤ホウオウビスケッツに期待する。先週。急病で途中から乗り替わりになったが、7Rのメインレースには騎乗していてまったくいいとこなしの惨敗だった。馬券を買って狙っていたのに、あの貸しはここで返してもらいたい。ヨコテンとヤスナリの親父ワイドで暑さを吹き飛ばせ!


札幌記念
⑤-⑨ ワイド1点で勝負する
⑤-⑨ 2頭軸の3連複総流し14点で遊ぶ

コチラも注目
【札幌記念】実力は引けを取らず!好走のポイントは乗り替わり!?

うまスクエアメンバー登録

STEP:1メールアドレス入力

メールアドレスの入力

うまスクエアからのメルマガを受け取りたいメールアドレスを入力して下さい。
※携帯のメールアドレスでも、ご利用頂くことが出来ます。

入力されたメールアドレス宛てに【仮登録メール】をお送り致します。
【仮登録メール】に記載されたURLをクリックして頂くと、うまスクエアへのメンバー登録が完了します。

  • メールアドレス(半角英数字)
『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

PR

境和樹 SNS

コンテンツ一覧