【境和樹・穴馬券ネオメソッド】
AM1422kHz・ラジオ日本
【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が10R~12Rのメイン解説を担当します。(14時40分頃より放送予定)
日曜・中京11R 日経新春杯(G2)(芝2200m)
非根幹距離らしい持続力勝負がデフォルトの中京芝2200m重賞。2021年から2023年までの3回、このコースで行われた日経新春杯も、ラップ推移は似通っていてます。
だいたい1000m通過が60秒台で、あとは後半4~5Fの持続力比べになるのがデフォルト。同じく中京芝2200mで行われた神戸新聞杯や京都新聞杯でも、瞬発力を問われるような流れになったことはほとんどありません。
持続力はもちろん、その持続力を担保するスタミナが求められるのがこのコースにおける重賞の特徴。
そして、血統的には
ステイゴールド一族と
キズナ産駒が特注血統。
昨年の神戸新聞杯を逃げ切ったメイショウタバルがゴールドシップ産駒だったことを筆頭に、同コース重賞の随所で活躍を見せる
ステイゴールド一族。日経新春杯でも、21年に7人気のオルフェーヴル産駒ショウリュウイクゾが勝利を収めています。
サンデー系の中でも屈指のスタミナ型として知られるステイゴールド一族。タフなレースになりやすいことで、その特性が存分に活きるという構図です。
総合成績で見ると【1-1-2-10/14】の
キズナ産駒。
昨年の神戸新聞杯では実に7頭の産駒が出走していましたから、数に任せて好走馬を送り込んでいるという側面もあるのですが、22年京都新聞杯のアスクワイルドモアなどは、8人気の低評価でしたし、そこでは出走馬中唯一のキズナ産駒として勝利。
今回のターゲットレースである日経新春杯でも、3年間で唯一のキズナ産駒であるヤシャマルが、22年に9人気3着と穴を開けていることから、やはり無視できない特注血統と見るべきでしょう。
キズナの場合は、長距離向きのスタミナでパフォーマンスを上げるというより、持ち前の馬力を活かして持続力ラップを乗り切るというイメージです。
今年の日経新春杯でも、ステイゴールド一族とキズナ産駒に注目。
①マイネルエンペラー(父ゴールドシップ)
③ヴェルトライゼンデ(父ドリームジャーニー)
⑥メイショウタバル(父ゴールドシップ)
⑭ショウナンラプンタ(父キズナ)
⑯マイネルメモリー(父ゴールドシップ)
ステイゴールド系ゴールドシップ産駒の上がり馬
①マイネルエンペラーに一票。
昨秋からの充実度には目を見張るものがあるこの馬。稽古でもバリバリ動いていて、まさに本格化著しい存在です。
注目は2走前。今回、人気を集めるであろう⑬ヴェローチェエラに1馬身差敗れた一戦です。
勝ったヴェローチェエラが、C.デムーロ騎手得意のマクリ戦法で残り3F地点から大胆に動いて勝負を決めに行ったのとは対照的に、こちらは内をソツなく回り過ぎたため、4角で下がって来る馬の後ろに嵌まり追い出しが相当遅れています。それで1馬身差なら評価下げは不要でしょう。
しかも、当時は⑬ヴェローチェエラ55キロに対し、①マイネルエンペラーは57キロを背負っていました。それが今回は同斤量。少なくとも⑬ヴェローチェエラは逆転できるはずです。
今回のメンバーは、⑬ヴェローチェエラを負かせば何とかなるというほど甘いものではありませんが、血統適性に今の充実度、順調に使われている強みも活かせば、他馬とも十分互角に戦えるはずです。
中京8R4歳上1勝クラス(ダ1200m)
◎
②サクラトップヒル
再転入緒戦の前走が見所十分だった
②サクラトップヒル。
3角手前で少し行きたがった分、最後で疲れてしまいましたが、それでも中央で通用するスピードと能力は存分に見せてくれました。
その前走時の調整過程では、少しバランスの悪いラップ推移だったとはいえ、栗東坂路で49.4秒という時計もマークしており、これは遠くないうちにモノになりそうだと目を付けていました。
浜田厩舎の連闘時成績は【5-1-1-19/26】勝率19.2%、単回率209%(2023年以降)と、頭で狙える必殺ローテ。無理使いに見えて、実は結構勝負掛かりと見ています。
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