まいど、淡輪(たんのわ)でおま!今週もよろしゅう頼んます。 競馬の基本はやっぱり「枠連」やとワシは思てます。なんせ「枠連は負けない」がワシの信条でっからな。
ワシが生まれ育った大阪の下町でも、昔はみんな赤鉛筆耳に挟んで、枠の色で一喜一憂したもんです。今の時代やからこそ、この当たりやすくて奥が深い枠連の良さを、じっくり伝えていきたい思いますわ。ほな、ジャパンカップの分析、始めまひょか。
まず、今回の出走馬の中で、自分の入った枠番での実績が特にエエ馬を3頭ピックアップしたよってに、ここが予想のベースになりますな。
【淡輪の注目】
1枠
ジャスティンパレス 内枠(3-0-1-2/6)
内枠:1枠-3枠
中枠:4枠-6枠
外枠:7枠-8枠
の成績
ジャスティンパレスは、内枠で3勝。ロスなく立ち回れる器用さは、府中の大一番でこそ活きるはずや。
次に、過去10年の東京競馬場における、枠番別の成績(連対率)を見てみましょか。やっぱり歴史は繰り返す言いますからな。
【過去10年・枠別連対率】
1枠 20.6%
6枠 18.6%
5枠 17.1%
8枠 15.8%
3枠 15.3%
4枠 15.2%
7枠 14.5%
2枠 13.1%
ほな、これらを総合してワシなりの結論を導き出しまっせ。
【軸:1枠】
もうな、ここはデータが「1枠を買え」言うて叫んでますわ。過去10年で連対率20%超えのトップ成績は伊達やない。しかも、ここに内枠実績十分のジャスティンパレスと、将来性抜群のクロワデュノールが入ったんやから、鬼に金棒や。
人気的にも上位の評価を受けとる馬がおるし、馬場も味方につけて、まず馬券圏内は堅いと見まっさ。
【相手筆頭:7枠】
コース成績こそ少し見劣りしよるけど、ここに入ったメンバーが強力すぎますわ。3歳の実力馬に、実績あるダービー馬まで揃っとる。予想の評価を見ても、ここには重い印が集まっとる。
枠連の旨味は、こういう「強い馬が固まった枠」を丸ごと買えることやからね。ここは外せません。
【妙味十分:8枠】
コース実績もしっかりしとるし、何よりドゥレッツァの外枠成績(4-0-1-0)が光りますな。同居する馬も、一発の魅力十分や。
人気が割れるようなら、配当的にも一番オイシイ枠になるかもしれへん。ここはベテランの勘も働かせて、押さえておくべき枠や思います。
【結論】
今年のジャパンカップは、データと実績が合致した1枠が盤石や。相手には強力メンバーが同居する7枠と、不気味な外枠巧者が潜む8枠を本線に据えるで。枠連の強みを生かして、ドカンといきましょか!
これが勝負!
枠連 1 - 7、8
あとは総流しで完璧や!
■淡輪 粂治(たんのわ くめじ)
競馬歴およそ半世紀。一番の思い出は1990年有馬記念。
4枠にオグリキャップ・メジロアルダン、3枠にメジロライアン・サンドピアリスが入ったオグリキャップの引退レースでメジロアルダン・サンドピアリスに想いを馳せて枠連3-4勝負。
まだ馬連がなかった時代。馬連であれば外れていた馬券が今も頭を駆け巡る昭和の競馬親父。
もちろん1987年の有馬記念。『ユ』ーワジェームス・『メ』ジロデュレンが4枠に入った『ユメ』の万馬券も的中させている。
また、プロ野球もこよなく愛し、少年時代は大阪球場、西宮球場で憧れの選手を追いかけ、プロ野球名鑑を手に遠くから選手の自宅を見ていたピュアな心の持ち主でもある。