日刊Sには載せられない今週の裏ネタ

提供:ホースメン会議

今週の裏ネタ[2020年03月12日]

桜花賞切符はこの馬


土曜中山9R
山桜賞
マイネルデステリョ
中山狙いで決める
前走の若竹賞が見せ場十分の2着だったマイネルデステリョの首位が有望。その前走は勝ち馬の決め手に屈した形だが、以前よりも折り合いに進境を見せ、1戦ごとにレースぶりが良化してきたのは楽しみな材料。

2000M戦は東京で未勝利をレコード勝ちしており、1800Mから1ハロンの距離延長はプラス材料。畠山吉師も「いつも通り短期放牧を挟んでの調整だが、状態はいい意味の平行線。1勝クラスなら力は間違いなく上なので、今回も勝ち負けを期待」とキッパリ。東京をパスし、より適性の高い中山へ備えていただけに、ここは決めたい1戦だ。



日曜中山9R
スピカS
ダイワダグラス
師も巻き返しを狙う
中山に替わってダイワダグラスを見直す。前走のアメジストSは前に行った馬がそのまま粘るスローの流れ。しかも位置取りが悪かった上に、直線は前が詰まってスムーズさを欠くというチグハグな競馬。結果は5着も鹿戸雄師は「力負けではないので悲観していないよ」とキッパリ。

今回は2勝クラスを勝った中山へのコース替わりとあって、鹿戸雄師も「このクラスでも十分力は足りるし仕上がりも順調。改めて期待したい」と巻き返しに意欲満々。




日曜中山10R
東風S
アストラエンブレム
狙ったココで完全復活
関西に遠征した前走の洛陽Sを3着に好走し復調の兆しを見せたアストラエンブレムが狙い目だ。今回は中山へ替わるが、この東風Sは昨年ハナ差・2着しており舞台設定は申し分ない。

小島茂師も「マイル戦は掲示板を外したことがないように、この馬にはピッタリのレース。栗東滞在から戻ったあとも緩めずに乗り込んだので仕上がりは上々」とデキの良さを強調。ひと叩きして昨年2着のココというのはいかにも狙い澄ましたローテで、完全復活を遂げる場面は十分。



日曜中山11R
アネモネS
バルトリ
桜花賞切符はこの馬
牡馬を相手にデビュー戦を快勝したバルトリを本命に推す。不良馬場のため勝ち時計は1分50秒2(東京芝1800M)と平凡ながら、直線は最速上がりを記録して力強く差し切った。しかも2着には1馬身3/4差、更に3着には7馬身もの差をつける圧巻の勝ちっぷり。いかにもディープインパクトの仔らしい鋭い決め手があり、将来性十分の素質馬だ。

津曲助手は「脚元に疲れが出て休ませたが、仕上がりは順調。スタートは速いので中山マイルでも好レースになると思う」と期待十分。しかも土曜は雨予報も出ており、馬場が渋ればさらにチャンスが膨らむというもの。ここは2連勝で桜花賞切符を手にするとみた。

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今週の裏ネタとは?

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者が、ハード取材で仕入れた裏ネタをコッソリお教えします。
堀内 泰夫

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者。かの故・大川慶次郎氏も一目置いていた存在。

現在も美浦トレセンに足を運んでハードな取材をこなし、安定感のある予想は業界随一の呼び声が高い。

「下手に穴を狙うより、堅いレースを絞って獲り切る方が馬券は圧倒的に儲かる」をモットーに、多数の会員様から絶大なる支持を集める。

「大きな万馬券を当てて一発逆転のスタイルの人もいるが、そういう精神状態では研ぎ澄まされた発想が出てこない。常に勝ち組でいる事こそが長く馬券を続ける最大の秘訣」とその達観した馬券戦術を語る。

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