うまスクエア

【境和樹・穴馬券ネオメソッド】

AM1422kHz・ラジオ日本【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が10R～12Rのメイン解説を担当します。(14時40分頃より放送予定)

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東京11R ヴィクトリアマイル(G1)(芝1600m)


ここ3年の勝ち時計が、1.30.5秒、1.30.6秒、1.31.0秒と高速化の傾向が顕著なヴィクトリアマイル。しかし、今年は少し様相が異なるのではないかと予想しています。

まずは週中に雨の影響を受けていること。そして、先週までの2週、比較的東京芝が落ち着いた時計推移を辿っていることがその根拠。天気に関しては直前まで読み切れない面はあるものの、稍重で行われた17年、18年あたりをベースに考えてみたいところです。

その17年、18年のヴィクトリアマイル。目立ったのは欧州血統です。



18年に8人気で勝ち、前年は7人気で3着だったジュールポレールは、母父がエリシオ。1996年の凱旋門賞馬です。また、同年2着リスグラシューの母父アメリカンポストは、現役時代にフランス2000ギニーを含め、欧州GⅠを3勝した馬。3着レッドアヴァンセの母父は、1986年に凱旋門賞を制した、欧州血統の雄ダンシングブレーヴでした。

17年も、11人気2着デンコウアンジュは、父がサドラーズウェルズ系メイショウサムソンで、母父は2002年の凱旋門賞馬マリエンバードという、欧州性の強い配合でした。
なお、同年の勝ち馬アドマイヤリードは、スタミナ型サンデーのステイゴールド産駒で、母母父には現役時代のジャックルマロワ賞勝ちの他、種牡馬としてもフランスを中心に活躍したケンマールを内包。

今年想定される馬場状態であれば、こういった欧州性の強いスタミナ型に有利と判断。

③メイショウミモザ
(母母父サドラーズウェルズ)

④マジックキャッスル
(母母父フェアリーキング)

⑦レシステンシア
(母母父ポリグロート)

⑩ローザノワール
(母母父サドラーズウェルズ)

⑫ミスニューヨーク
(父キングズベスト)

⑯デゼル
(母父ルアーヴル)

⑰シャドウディーヴァ
(母父ダンシリ)

このあたりが穴馬候補になりそうです。

④マジックキャッスルは、母母父にサドラーズウェルズの全弟フェアリーキングを内包。

昨秋の府中牝馬S以降、好結果が遠い現状ながら、一戦ごとにレース内容は良化しており、そろそろ本領発揮が見込めるムード。
ストレイトガール、ヴィルシーナを筆頭に、これまで7頭の複数回好走馬が出ているリピーター性の強いレース。昨年3着という実績も大きな強調材料になります。

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新潟9R
はやぶさ賞(芝1000m)
◎⑫ザアトム

⑫ザアトムの母キルシュワッサーは、現役時代、千直戦を3度走って②③①着と馬券圏パーフェクトだった馬。
繁殖に上がってからもその千直適性は受け継がれており、兄ヤマノハヤブサは2度走って②①着。姉スーリーズも16人気3着と大穴を開けたことがありました。

そんな母系から、⑫ザアトムにとってもここは変身機。この馬に関しては、中山ダ1200で先行した経験がある点も魅力。テンのダッシュ力が不可欠な中山ダ1200の先行経験は、千直で穴を開ける馬のパターンでもあります。

比較的外目の枠も好都合。ガラリ一変に一票です。

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