完全攻略ファイル No.1

【アルテミスS】秘めた素質は相当!このタイミングでこそ買うべき1頭



アルテミスステークス(東京・芝1600m)は、直近3年の連対馬(20年ソダシ、21年サークルオブライフ、22年リバティアイランド)がいずれも後にG1を勝利。

それ以前にもラッキーライラック、リスグラシューといった多くの活躍馬を輩出している出世レースである一方、6番人気以下の伏兵も過去10年で4勝をマークしていて、穴党にとっても目の離せない一戦です。

今年は近親に活躍馬が多くいるチェルヴィニア、サフィラあたりが勝ちっぷりの派手さから人気を集めそうな気配。しかし、派手さはなくとも、馬券的に押さえておきたいのは、ニシノコマチムスメです。

母は1勝のみですが、その父ディープインパクトは言わずとしれた名種牡馬で、祖母のニシノフジムスメは忘れな草賞を勝ち、新潟2歳ステークス2着、オークス5着などの実績がある実力馬。血統のバックボーンは悪くありません。

初戦の勝ちっぷりもなかなかのもので、好スタートを決めたあと、道中はかなり行きたがる面を見せながらも、うまく抑えて3番手の外めを追走。直線に入ると先行した2頭に替わって早々に先頭に立ち、そのまま後続の追撃を振り切っての新馬勝ち。非常に味のある競馬を見せました。

この時の3着馬が、先に触れたサフィラで、上がり3ハロンはメンバートップの33秒5。この馬よりも上がりの速い馬はいますが、道中のポジションや行きたがる面を見せてのパフォーマンスだけに、価値あるものといっていいでしょう。

ほとんどのメンバーが新馬戦や未勝利戦を勝ったばかりで、実績はほぼ横並び。ゆえに人気が分からない面もあるのですが、この馬が一本被りの人気にはならないはず。積極的に狙ってみたい1頭です!
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スワンステークス編

■プロフィール
記者歴十数年の中堅記者。先週の富士Sでも3連単2万7890円を的中させている。そんな山川記者が注目している穴馬がこれだ!
⑮ララクリスティーヌ(牝5)
菅原明良騎手・斉藤崇史厩舎
関屋記念で1番人気に推されていたぐらいの実力馬だが、ここ2走の敗戦で今回は人気落ち濃厚。去年のスワンS・2着馬が手頃な人気で買えるなら美味しいよな。

そもそも、負けたここ2走はいずれもマイル戦。キャリアでたった1度しか上がり最速をマークしてないこの馬にとって、マイルの決め手比べじゃ分が悪かったってこと。ノーカウントだろ。

今回はベストの1400m戦。距離適性を踏まえても、来月のマイルCSでどうこうって考えはもうないだろう。「ここがメイチですよ」と陣営も燃えてたぞ!
天皇賞・秋
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