皆様、こんにちは。猫影です。
先週のエリザベス女王杯は、何とも噛み合わない結果でした。どうも、株式も競馬もイマイチ噛み合ってこない…。あと少し歯車が合えば良い結果に結びつくと思うんですけどね。
今週も、日米ともに株式相場は急落。AI関連株がパンパンに膨れ上がって、いつ弾けてもおかしくはなさそうです。こういう時こそ、ディフェンシブ銘柄です。
福島記念は、ローカル・ハンデ戦と荒れる要素は多いですが、「先行力」と「コース適性」というファンダメンタルズから重視した5頭をピックアップしました。
【推奨馬見解】
⑤シリウスコルト ( 牡4 / 古川吉洋 / 58.5キロ )
ポートフォリオの核となる「コア」になるのは、この馬だと見ています。福島コース実績(2-1-0-2)は、このメンバーの中では安定感があります。
前走から1.5キロ増のハンデ58.5キロは嫌気されそうですが、株式投資でも「好業績銘柄の高値更新」は順張りで買うのがセオリー。ローカル小回りコースなので、4角平均位置取りが「2番手」という点は見ておきたいところです。
ペースも極端に上がらないと予想されるので、先行力は武器になりますね。古川騎手とのコンビ実績も(2-1-0-2)と悪くありません。ここは押し目買いの好機です。
⑫バビット ( 牡8 / 三浦皇成 / 57キロ )
長らく低迷している「オールドエコノミー株」のような存在ですが、今回の舞台設定は彼のためのもの。生粋の逃げ馬にとって、今回のメンバー構成は最高の追い風になりそうです。
福島コースも(2-0-0-3)と、かつて重賞を勝った庭です。近走の成績だけで判断して売り払うのは早計。市場(オッズ)が彼を見限っていればいるほど、おいしい存在になってくれるはずです。
リスク・リワードは、最も良いかもしれませんね。単騎逃げからの粘り込みによる「V字回復」を狙います。
⑩ニシノティアモ ( 牝4 / 津村明秀 / 54キロ )
上場来高値を更新し続ける「新興成長株」のイメージがあるのはこの馬。特筆すべきは津村騎手との相性で、過去(3-0-0-0)とパーフェクトな実績。完全に手が合っています。
福島コースも2走前に勝利しており、適性は問題ないでしょう。この馬は4角平均が4番手の好位ですから、逃げるバビットを見ながらレースを進められるのも絶好の展開。
54キロという軽ハンデも魅力で、ここは強気のアセットアロケーションを組むべき1頭です。
①クリスマスパレード ( 牝4 / 戸崎圭太 / 56キロ )
データ派の投資家なら無視できないでしょう。 福島実績こそありませんが、何より戸崎騎手の福島芝2000mにおける連対率40.0%という数字が異常値です。
これはプロのファンドマネージャーが運用するETFのような安心感。中団前目を確保できそうですし、スローからの瞬発力勝負になっても対応可能。
最内枠を活かしてロスなく立ち回れば、配当というインカムゲインを運んでくれるでしょう。
⑦パレハ ( 牝4 / 鮫島克駿 / 54キロ )
目立たないながらも業績を伸ばす「中小型割安株」のイメージがあります。 鮫島騎手とのコンビ成績は(4-1-0-3)で、4勝を挙げている相性の良さはおさえておきたいです。
福島コースも1勝クラスではあるものの、同条件を勝っています。今回の狙い目である先行集団に取り付ける脚質もプラス材料と考えていますし、上位人気勢が牽制し合えば、スルスルと抜け出してくるポテンシャルを秘めています。
ポートフォリオの分散投資先として、非常に優秀な働きをするはずです。
【結論】
馬券は上記に挙げた5頭の馬連ボックス(①⑤⑦⑩⑫・10点)で、来週の投資資金を底堅く手にしたいですね。今回は、展開利が見込めそうな先行勢で固めました。特にバビットの逃げ残りがあれば、配当妙味は跳ね上がります。
■猫影(ねこかげ)
競馬歴25年、投資歴10年の40代ライター。現在は、数千万を投資で運用している。
競馬と投資は、市場に資金を投じるという点では同じという考えの持ち主。「予想とは、どの株を買うかと同じ」が持論。
馬券は、もっぱら投資スタイルと同様、底堅い馬券が信条。ただ、ここぞと言う時は、投資同様に思い切った攻めの予想に変貌する。
休日は、ジムに通い、株式相場をチェックして過ごす。トレードや馬券でやられた時は、愛猫4匹に癒やしてもらっている猫おじさん。