日刊Sには載せられない今週の裏ネタ

提供:ホースメン会議

今週の裏ネタ[2017年2月9日]

師も“勝ち負けになるよ”


土曜東京10R
銀蹄S
ブラインドサイド
中山叩いて東京勝負
加藤征師が「うまく脚がタマれば、終いは確実に切れる。東京のダート1400Mはベストの条件なので、前走以上の走りを期待したい」と東京に照準を定めて使ってきたブラインドサイドが狙い目だ。

明け8歳となったが、ここ3戦は3,2,3着。しかも前回は、距離不足で叩き台の意味合いが強かった中山ダート1200Mでタイム差なしの好走。一時の不振から完全に脱却しており、合計すると37ヶ月(約3年)もの休養があって数を使われていない分、まだ上積みがあるのではと思わせる充実ぶり。ここは侮れない1頭だ。



土曜東京11R
クイーンC
フローレスマジック
ウチのもG1級
前走のアルテミスSを2着に好走したフローレスマジックに注目。

大きく体を減らしながらもメンバー最速の上がり33秒3の鋭い脚で追い上げたレースぶりは見どころ十分。何しろ勝ち馬は後にG1の阪神JFで2着のリスグラシューで「あの馬を物差しにして考えれば、ウチの馬も優にG1級でしょう」と関係者も自信を隠さない。

レース後、陣営は桜花賞を目標に設定し、阪神JFを回避してノーザンF天栄で放牧休養に出すという選択を取った。これが奏功して、減った体は回復し中間の気配は上々。今週の追い切りに騎乗した戸崎騎手も「全身を使って走る感じでいい瞬発力がある」と絶賛していた。G1に向けてここは負けられない1戦だろう。



日曜東京9R
雲雀S
ダイワダッチェス
左回りでさらに
今回は1400Mへの距離延長。以前のダイワダッチェスなら、折り合いが気になるところだが「折り合い面に進境が見られる今なら、1ハロンの延長は問題ない」と関係者は不安を一蹴。

休み明けを2戦して4⇒2着と確実に状態も上昇しており、菊沢師も「一戦ごとに体が増えており、ドッシリとして心身ともに古馬らしくなってきた。左回りは走りがスムーズなので楽しみだよ」と自信ある時のクチぶり。今度こそ惜敗にピリオドを打ちそうだ。



日曜東京10R
バレンタインS
ブラゾンドゥリス
師も“勝ち負けになるよ”
管理する尾形和調教師が「勝ち負けになるよ!」と自信を持って送り出すブラゾンドゥリス。ここまでのキャリア16戦の内13戦で馬券圏内に入っている堅実派で、オープンに昇級してからも重賞以外では全く崩れていない。

「今週はサノイチと併せて坂路で追い切ったが、期待通りの動きで引き続きいい状態をキープできている」と調教を見届けた師も満足げに語った。東京コースで3勝を挙げるコース巧者だが、その全てが芝スタートの1600M戦。意外にも東京ダート1400M戦は初コースとなるが「ダートスタートでも全く問題ないでしょう」と断言。実力馬が揃った1戦だが、師のトーンは非常に高いものであった。



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今週の裏ネタとは?

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者が、ハード取材で仕入れた裏ネタをコッソリお教えします。
堀内 泰夫

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者。かの故・大川慶次郎氏も一目置いていた存在。

現在も美浦トレセンに足を運んでハードな取材をこなし、安定感のある予想は業界随一の呼び声が高い。

「下手に穴を狙うより、堅いレースを絞って獲り切る方が馬券は圧倒的に儲かる」をモットーに、多数の会員様から絶大なる支持を集める。

「大きな万馬券を当てて一発逆転のスタイルの人もいるが、そういう精神状態では研ぎ澄まされた発想が出てこない。常に勝ち組でいる事こそが長く馬券を続ける最大の秘訣」とその達観した馬券戦術を語る。

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