日刊Sには載せられない今週の裏ネタ

提供:ホースメン会議

今週の裏ネタ[2018年3月22日]

同型除外でチャンス拡大


土曜中山9R
ミモザ賞
レッドベルローズ
視線の先はオークス
前走のクイーンCは10着に終わったレッドベルローズだが、関係者に言わせると「参考外だよ」。聞けば、直線で2度も他馬と接触する不利があったとのこと。細身の牝馬だけにこの不利は厳しく、しかも内が止まらない馬場で、大外を回しての追い上げもさすがにキツかった。

今回は仕切り直しの一戦。鹿戸雄師も「2走前のフェアリーSは強敵相手に3着と好走しているし、自己条件なら力は上だと思う。このレースの結果次第ではオークスも視野に入れたい」とキッパリ。折り合いの心配がないタイプだけに距離延長もOKとなれば、二桁大敗からの一変は十分だろう。



土曜中山10R
春風S
ヨンカー
二桁大敗からの一変
前走で11着に崩れたヨンカーの変わり身がありそうだ。その前走の敗因について、関係者いわく「ハイペースの厳しいレース展開になった上に、京都コースも不向きだった」とのこと。

その後は疲れを取るためにリフレッシュし、ベストの中山に備えてきた。和田郎師も「実績が示す通り中山コースが得意で、このクラスでも力は足りる。使い込むよりも休み明けの方がいいタイプだし、ここを目標にいい感じに仕上がったので、巻き返しを期待したい」とイキナリからの構えだ。



日曜中山9R
両国特別
ジョンブドール
是が非でも勝ちたいワケ
クラブの規定により、この一戦を最後に繁殖入りするジョンブドールに注目。前2走が今回と同じ中山ダート1800Mで連続2着と好走しており、むしろ今がピークと言っても過言ではないだろう。実は、前走で引退の予定だったのだが、高橋文師が無理をお願いしてもう一戦使うことになったというのが真相。それだけに、ここは是が非でも勝利を手にしたいところ。

高橋文師も「引退させるのが勿体ないほど馬が充実している。道中でひと脚タマればチャンス」と期待十分。鞍上もルメール騎手を配するなど万全で、有終の美を飾る態勢が整っている。



日曜中山11R
マーチS
ハイランドピーク
同型除外でチャンス拡大
ダートではまだ底を見せていない快速ハイランドピークが狙い目だ。ここ2戦は初茜賞(1000万)を10馬身差、そして上総S(1600万)を5馬身差で楽勝してのオープン入り。いずれも鮮やかに逃げ切ったもので、オープンに入ってもスピードはむしろ上位とも言える存在だ。

土田師は「今回もいい状態で臨める。スピードを生かす競馬ができれば、昇級でも楽しみ」と語っている。厄介な同型が除外されたことでチャンスが拡大しており、スンナリ主導権を握れば一気の押し切りがあっておかしくない。


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今週の裏ネタとは?

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者が、ハード取材で仕入れた裏ネタをコッソリお教えします。
堀内 泰夫

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者。かの故・大川慶次郎氏も一目置いていた存在。

現在も美浦トレセンに足を運んでハードな取材をこなし、安定感のある予想は業界随一の呼び声が高い。

「下手に穴を狙うより、堅いレースを絞って獲り切る方が馬券は圧倒的に儲かる」をモットーに、多数の会員様から絶大なる支持を集める。

「大きな万馬券を当てて一発逆転のスタイルの人もいるが、そういう精神状態では研ぎ澄まされた発想が出てこない。常に勝ち組でいる事こそが長く馬券を続ける最大の秘訣」とその達観した馬券戦術を語る。

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