日刊Sには載せられない今週の裏ネタ

提供:ホースメン会議

今週の裏ネタ[2019年4月18日]

東京開幕週狙いで決める


土曜東京10R
府中S
ジナンボー
昇級も単なる通過点
爪が弱く、使うと休むの繰り返しで、4歳にしてキャリアはまだ4戦。それで3勝をマークしているのだからジナンボーの潜在能力は間違いなくオープン級だ。

唯一、取りこぼした2走前の南武特別は、少頭数の芝2400Mで1000M通過63秒0の超スロー。この緩い流れにガツンと引っ掛かってしまい、テン乗りの外国人ジョッキーが制御不能になってしまったもの。全くの参考外とい言ってよく、実質的には依然として底が割れていない。

今回は2ヶ月ぶりとなるが、ひと息入れての仕上げは厩舎もお手の物で、森助手も「中間も順調だしいい仕上がり」とデキに太鼓判。母が3冠牝馬アパパネという良血馬が、昇級のここも通過点にして堂々のオープン入りを決める。



日曜東京9R
石和特別
ヒストリア
力量馬が完全復調
前走のテレビ山梨杯は、1000M通過61秒1のスローと流れが向かない中、勝ち馬に次ぐ上がりで2着したヒストリア。この好走の背景について、栗田徹師は「プラス12キロの馬体が示す通り、体がフックラとしたことが好結果につながった」と解説。

もともと1000万条件は1度勝っており、東京芝1800Mは全3勝中、2勝を挙げているベストの舞台。この力量馬が復調したとなれば、素直に信頼する手で、師も「今の充実ぶりなら、男馬相手でも好レースになると思う」と期待十分。



日曜東京10R
鎌倉S
ハルクンノテソーロ
東京開幕週狙いで決める
昨秋から東京ダート1400M戦を専門に使われ、前5走で2,3,3,1,2着と全て馬券圏内に好走しているハルクンノテソーロ。2ヶ月半ぶりとひと息入ったのは、もちろんこの東京開幕週を狙っていたからこそ

高木登師も「このレースを目標に調整し、いい感じに仕上がっている。乾いて少し時計の掛かるダートなら今回も楽しみ」とキッパリ。今週は雨予報もなく希望通りの良馬場が濃厚。昇級戦の前走・根岸Sではコンマ1秒差2着クラスにも早々にメドを立てており、2戦目のここは前進あるのみ。



日曜東京11R
フローラS
ウィクトーリア
逃げれば押し切り濃厚
逃げ馬にとって東京2000Mは枠順が大きく影響するレース。内枠を引ければウィクトーリアの逃げ切りが濃厚だ。ここまで4戦2勝だが、2勝は積極的に逃げて、それぞれ2着に3馬身差、2馬身差をつける完勝。対して控えた2戦は凡走という分かり易い馬。

小島茂師もそれは承知しており「何が何でもハナに行かせますよ」と逃げ宣言でライバルを牽制。望み通り先手を奪えれば、そのまま押し切る場面は十分。

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今週の裏ネタとは?

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者が、ハード取材で仕入れた裏ネタをコッソリお教えします。
堀内 泰夫

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者。かの故・大川慶次郎氏も一目置いていた存在。

現在も美浦トレセンに足を運んでハードな取材をこなし、安定感のある予想は業界随一の呼び声が高い。

「下手に穴を狙うより、堅いレースを絞って獲り切る方が馬券は圧倒的に儲かる」をモットーに、多数の会員様から絶大なる支持を集める。

「大きな万馬券を当てて一発逆転のスタイルの人もいるが、そういう精神状態では研ぎ澄まされた発想が出てこない。常に勝ち組でいる事こそが長く馬券を続ける最大の秘訣」とその達観した馬券戦術を語る。

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