うまスクエア

今週の裏ネタ[2014年10月30日]

道悪なら一発ある！

天皇賞・秋はイスラボニータ、ジェンティルドンナ、フェノーメノのGⅠ馬3頭が人気を集めそうだが、秘かに一発を狙っているのがディサイファ陣営だ。指揮官の小島太師は「強力な相手だから良馬場では足らんだろう。でも週末は雨予報が出ている。道悪になって時計が掛かるようだとウチのにもチャンスが出てくる」とニンマリ。これまで重馬場で２勝の実績があり、他馬が道悪で力を削がれるようだと出番がありそうだ。「前走の毎日王冠は休み明けでボテッとしていたが、ひと叩きして筋肉も目つきも変わってきた。デビュー以来一番と言える出来にあるので、内心、楽しみにしているんだ」と小島太師は期待を寄せている。

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先週のアイビーＳをコスモナインボールで制して、今年１０勝目に到達した新鋭の和田雄師。今週は２連勝中のスマートプラネットがＧⅢのアルテミスＳに挑戦。重賞初Ｖを目指す。前走のサフラン賞は２着馬を３馬身もちぎる強いレースで、完全に軌道に乗ってきた。和田雄師は「テンションが高めの馬なので、その点を考慮しながらの調整だが、今回もいい感じに仕上がっている。使いつつ体が増えているのはいい傾向で、１戦ごとに成長が感じられる。これまでは１４００メートル戦を専門に使ってきたが、距離はマイルまでなら問題ない。この時期の２歳馬にしては完成度が高く、今回も好勝負になると思う」と語っていた。

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今週はダートと芝の二つのレースに登録しているパワースポットは、ハンデ戦で５３キロの軽量で出られる芝の紅葉Ｓに出走することになった。全４勝はダートで記録しているが、前走の秋風Ｓは芝のレースでタイム差なしの３着に好走している。菊沢師は「芝、ダートのどちらでも力を出せる両刀使いだが、前走で結果を出せたので引き続き芝を走らせることにした。追い込み一手で自分でレースを作れない弱点はあるけど、終いは確実にいい脚を使う。状態は上向きだしハンデも軽いので、前が流れてくれれば今回も上位争い出来そう」と話していた。

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地方・大井のＪダートダービー３着の後休養していたフィールザスマートが、東京９日目１０ＲのウオッカＣで４ヶ月ぶりに戦線復帰する。主戦の田中勝騎手が「能力の高い馬だ」とホレ込んでいるように、ダートならいずれは大きいところを狙えるだけの素質を秘めている。新開師は「蹄をぶつけるアクシデントで出走が延びたけど、その後は順調に乗り込んだので仕上がりは上々。夏場を休ませて一段とたくましく成長している。東京のマイル戦は２勝の実績があり、この馬にはベストの条件だけに、休み明けでもここはきっちり決めたい」と強気に話していた。

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東京９日目１２Ｒの三峰山特別は、東京開幕を待っていたオメガスパーキングの一発駆けがありそうだ。エンジンの掛かりが遅いタイプだけに直線の長いコースが合い、東京ダートは[3 5 2 5]の好成績を収めている。夏場は新潟で２戦して６，５着止まりも、得意のコースに替わって巻き返しのチャンスだ。奥平師は「前が止まらない新潟ダートは脚質的に不向き。しかも今年は以上に時計が速かったのでそれを考えればこの馬なりに頑張っていた。得意の東京開催に向けて仕上がりはバッチリ。雨が降って時計が速くなるとマイナスだが、乾いて力の要るダートなら勝ち負けになると思う」と意欲を見せていた。

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鈴木伸厩舎は今週の東京戦に、未勝利、５００万を連勝中のシンボリハミルトン（三峰山特別）、東京のダート１４００メートル戦はベスト条件のラヴィアンクレール（河口湖特別）などの有力馬を送り込むが、同師が中でも期待を寄せているのが８日目１２Ｒのイントロダクションだ。現在、３戦連続で１番人気に推されながら２，４，３着と勝ち切れないでいるが、素質は高く、いつまでも５００万で低迷している馬ではない。鈴木伸師は「勝負どころでフワフワとする気性が災いして勝てないでいるが、状態のほうは変わりなく来ている。最後まで集中して走ればこのクラスはすぐに勝てる馬。今回は名手ルメール騎手に乗り替わるので、ビシッと決めてほしい」と鞍上の腕に期待を寄せている。