うまスクエア

今週の裏ネタ[2015年06月11日]

骨折明けも不安なし

休み明けを使いつつ、軌道に乗ってきたヘイジームーン。ここ2走はそれまでの出遅れグセを見せることなくレースぶりが安定してきた。特に前走の葉山特別は大外枠ということもあり、終始外を回されるロスの多い競馬にはなったが、直線持ったままで先頭との差を詰めると、ラスト１ハロンでムチが入り、そこから加速。最後はしっかりと差し切る強い競馬。着差こそコンマ１秒差ではあったが、その内容は着差以上のものを見せてくれた。

今回はクラス再編成により、再度、同条件でのレースになるが、前走の内容から見ても、1000万クラスでは頭ひとつ抜けた存在であることは明らか。加えて、この馬にとってベスト条件とも言える東京マイルなら死角は見当たらず、連勝が濃厚だろう。

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重賞ウィナーが多数出走した前走の平安Sで6着に健闘したサウンドトゥルーだが、メンバーが大幅に弱くなる今回のレースは落とせない一戦だ。年明けから１戦ごとにパフォーマンスを上げており、今年に入ってからの成績は(２－１－１－１)と、ここに来ての地力強化は目覚ましく、昨年までの善戦マンのイメージを払拭した格好。

今回の舞台は得意とする東京となるだけに、ここ２走以上の前進が見込める。主戦の大野騎手も「芝スタートは少々鈍いところがあるけど、そこさえ克服出来れば、後は問題ない。序盤で流れに乗れればチャンスは大きい」と意欲を見せており、再度の重賞挑戦に向けて、弾みをつけたいところだ。

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昨年の牝馬三冠路線で皆勤賞。古馬とのオープンでも２着に入り、このメンバーなら地力で上回るマーブルカテドラル。昨年末のレース後、ヒザの骨折が発覚し、今回は半年ぶりの出走になるが、上原師に同馬の状態を尋ねると「牧場でもしっかりと乗り込んできたし、問題ないよ」とやや興奮気味に話してくれた。

今週の追い切りについても聞いてみると「動きは抜群に良かった。これなら初戦からでも十分勝負になるよ」とのこと。さらにはココは狙い撃つ一戦とも言い切り、「準オープンに降級したけど、上のクラスでも勝ち負けになる馬。ここは通過点にしてほしいね」と指揮官は色気タップリ。休み明けが嫌われて馬券妙味もあるとなれば、オイシイ一鞍となりそうだ。

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実績があてにならない牝馬のハンデ戦。格言にもあるように“格よりも勢いを重視”したいところだが、それにピッタリ当てはまるのが現在連勝中のマリアライトだ。これまではひ弱さを見せていたが、それが解消されると素質が一気に開花。ここ２走はメンバー最速の上がりをマークし、一気にオープン入りを果たした。

今回は重賞初挑戦となるが、久保田師はチャンスがあることを強調する。「今年に入ってから完全に一皮むけた。初重賞だけど、ハンデが53キロ。これなら楽しみの方が大きいよ」とニッコリ。勢いにのる同馬の３連勝は十分に射程圏内だ。