日刊Sには載せられない今週の裏ネタ

提供:ホースメン会議

今週の裏ネタ[2015年07月09日]

断然の能力差で今度こそ


土曜福島9R
開成山特別
スペキュロス
距離延長で前進を
南田調教師が「前走以上を期待する」と色気タップリに話すのがスペキュロス。その前走は休み明けに加えて、初の古馬相手と厳しい条件が重なりながらも、3着好走。これには指揮官も「内容は良かった」とジャッジ。

その上で師は「まだまだ成長途上で未完成。でも、攻め馬の感じは前よりも良くなっているし、状態面は確実に上向き」と愛馬の成長度合いにも目を細める。

今回は初の2600M戦となるが、指揮官は「距離が延びるのは好材料だろう」との見方。これまで8戦の内5戦でメンバー最速の上がりを記録しており、終いの脚はメンバー屈指のものを持っている。距離延長で決め手が生きる形になれば勝ち負けも十分に狙える。



土曜福島10R
松島特別
ダイワリベラル
コース替わりで巻き返し
降級初戦で期待された前走で4着に終わったダイワリベラルだが、管理する菊沢師は「今回はチャンス十分」と巻き返しに意欲的。決め手勝負になった前走は後続の末脚に屈した格好で、これには指揮官も「瞬発力勝負だと分が悪いからね」と敗因を分析。

今回は福島にコース替わりとなるが、「先行力が持ち味なので、東京より合うのは間違いない」と師は強気の発言。福島コースは1戦1勝。また、福島同様に先行力が求められる中山を得意としているように、今回の舞台はプラスに働く可能性が高い。降級前は準オープンでも好走していた実力馬だけに条件が好転したとなれば、素直に評価するのが最善の手。



土曜福島11R
阿武隈S
バロンドゥフォール
自在性ある脚質強み
長期休養明けから復帰して1着⇒3着と結果を残しているバロンドゥフォール。復帰後の好走について久保田師は「以前に比べると体質が強化して順調に使い込めるようになったのが大きい」と分析。

今回は初めての福島となるが、「自在性のある脚質なので、福島にも対応できるはず」と指揮官に不安な様子は一切ない。相手関係を見渡しても、昇級馬や同級のカベに当たっている感のある馬がほとんどで、ここは地力上位のこの馬なら好戦必至と見る。



日曜福島10R
天の川賞
ノースショアビーチ
断然の能力差で今度こそ
田中剛師が「今度こそ!」と語気を強めるのがノースショアビーチだ。降級戦となった前走は逃げる形となったが、同じく降級した勝ち馬には2番手追走からマークされる厳しい展開。勝ち馬には直線で交わされてしまったが、3着以下には3馬身差をつけており、現級で能力上位の存在であることに疑いはない。

今回は福島初参戦となるが、師は「脚質的に福島は合うはずで、スピードの違いで押し切れる」との見方。加えて、ひと叩きされた上積みも見込めるだけに、ここは負けられない一戦。勝ち負けではなく、勝ち方が焦点になるだろう。

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今週の裏ネタとは?

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者が、ハード取材で仕入れた裏ネタをコッソリお教えします。
堀内 泰夫

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者。かの故・大川慶次郎氏も一目置いていた存在。

現在も美浦トレセンに足を運んでハードな取材をこなし、安定感のある予想は業界随一の呼び声が高い。

「下手に穴を狙うより、堅いレースを絞って獲り切る方が馬券は圧倒的に儲かる」をモットーに、多数の会員様から絶大なる支持を集める。

「大きな万馬券を当てて一発逆転のスタイルの人もいるが、そういう精神状態では研ぎ澄まされた発想が出てこない。常に勝ち組でいる事こそが長く馬券を続ける最大の秘訣」とその達観した馬券戦術を語る。

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