日刊Sには載せられない今週の裏ネタ

提供:ホースメン会議

今週の裏ネタ[2015年09月17日]

久々も勝ちを意識


土曜中山11R
レインボーS
ダイワリベラル
テキ自らジャッジ
このレースの中心を担うのは菊沢厩舎の2頭(サクラボールドとダイワリベラル)だが、ここは中山コース【2.2.3.0】とコース巧者であるダイワリベラルが上と見る。前走は新潟2000Mと左回りに平坦と適性外の舞台で出走し、結果は10着。間隔を空けないために使った番組といった感もあり、参考外と見て良い一戦。今回は中山に変わるとなれば当然見直しは必要になる。

菊沢師に聞いた話では「サクラボールドも力はあるけど、今回はダイワリベラルの番。コース適性を考えればダイワの方が上だろうね」とテキ自らジャッジ。前走の大敗が嫌われて人気落ちするようなら積極的に狙いたい一鞍だ。



日曜中山10R
初風特別
カービングパス
1200Mで素質開花
デビューから1400M~1600Mを使われるも一押しの足りない競馬が続いていたカービングパスだが、前走初のスプリント戦で快勝。短距離適性の高さを見せてきたが、今回も1200Mを使ってきた。これついてトレセン内でも一目置かれている当社分析班は「1200M戦でスピード勝負についていけるかと見ていたが、中団追走から直線差し切る走りっぷりは着差以上に強い内容。これなら現状では1200Mがベスト」とキッパリ。

元々、コディーノの半妹という素質馬でスピード自体は持っている血統だけにスプリント適性があっても驚けない1頭。このクラスで留まる器ではないだけに、ここは通過点としたい一戦。



日曜中山10R
浦安特別
キョウエイハピネス
完全連対の舞台
好走と大敗を繰り返しているキョウエイハピネスだが、伊藤伸師曰く「左回りがあまり得意ではなく、右回りでこその馬」とのこと。戦績を見ても明らかで中山での2勝を含む右回りは4戦3勝2着1回とパーフェクト連対と指揮官の言葉通りの成績を残している。

今回は再昇級戦となるが、これについて師は「再昇級だけど、3走前にクビ差2着しているように昇級は形だけ」と強気のコメント。今回はその時と同条件での出走となるだけに、勝ち負けまで期待したいところ。



月曜中山11R
セントライト記念
ブライトエンブレム
久々も勝ちを意識
裂蹄のためダービー出走を断念し、秋に備えてきたブライトエンブレム。今回は5ヶ月ぶりの出走となるが小島茂師からは「勝ちを意識した競馬をしてもらうよ」と語気を強めてキッパリ。久々の実戦といえど、入念な乗り込みで仕上がりは至って順調。指揮官も「春に比べて精神面での成長が感じられるね」と先ほどとは一転して愛馬の成長に目を細める。

弥生賞では2着、皐月賞で4着しているように中山コースへの適性は高く、さらには先週の中山馬場は開幕週でありながらも外差しが決まっており、捲りが基本戦術になる同馬にとっては追い風が吹いている。京成杯AHを人気薄のフラアンジェリコで勝った田辺の勢いも“買い”だろう。

余談になるが、田辺と親しくしている当社情報班のスタッフと会った際に「(京成杯AHについては)本人も“まさか”という表情で驚いていました。この時期の中山開催は得意なんですがそれでもね、と話していましたよ。あとアストラエンブレム(ブライトエンブレムの半弟)とのコンビでサウジアラビアCに向かうようです」と教えてもらったが、勢いに乗る田辺はこの秋、注目しておいて損はないだろう。

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今週の裏ネタとは?

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者が、ハード取材で仕入れた裏ネタをコッソリお教えします。
堀内 泰夫

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者。かの故・大川慶次郎氏も一目置いていた存在。

現在も美浦トレセンに足を運んでハードな取材をこなし、安定感のある予想は業界随一の呼び声が高い。

「下手に穴を狙うより、堅いレースを絞って獲り切る方が馬券は圧倒的に儲かる」をモットーに、多数の会員様から絶大なる支持を集める。

「大きな万馬券を当てて一発逆転のスタイルの人もいるが、そういう精神状態では研ぎ澄まされた発想が出てこない。常に勝ち組でいる事こそが長く馬券を続ける最大の秘訣」とその達観した馬券戦術を語る。

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