日刊Sには載せられない今週の裏ネタ

提供:ホースメン会議

今週の裏ネタ[2015年10月22日]

距離延長で末脚爆発


土曜東京9R
アイビーS
ヒプノティスト
本音は“大外以外”
2人気に推された新潟2歳Sでは6着に敗れたが、奥村武師から聞いた話では「決して力負けではない」とのこと。実はこのレースでは道中の物見が激しく、集中力を欠いていたとのことだが、その大きな要因は枠順。8枠18番という大外で隣に誰も居ない状態だったのが良くなかったとのことで、指揮官も「若さが出ちゃったかな」と苦笑い。新馬戦時のように馬群の中での競馬には不安はなく、今回は“大外枠以外なら”というのが本音のようだ。

現状では幼さを見せる気性面に課題は残るものの、指揮官が「能力自体は高い馬」と評しているように潜在能力の高さは確か。新馬戦で見せた上がり33.7秒の好時計はその表れで決め手勝負ならもちろんここでも最上位の存在。まだまだ成長の余地は残しているものの、ここは通過点となる可能性も十分にある。



土曜東京10R
秋嶺S
アルタイル
条件好転で勝負気配
手塚師に今回の意気込みを聞いてみると鼻息を荒くして「今度はキッチリ結果を出したい」と意欲十分の声が返ってきた。それもそのはずで、前走の内房Sは勝負どころで包まれてしまい、身動きが取れなくなる痛恨の結果に終わってしまい13着大敗。完全に脚を余して負けたもので、参考外としていい一戦だ。

ただ、左回りに良績のある同馬にとっては右回りの前走を“叩き台”として割りきってしまえば、むしろ前走はプラス材料。師も「東京コースは得意だし、一度使ったことで状態面はさらに良くなったよ」と話しているように巻き返しの一戦に向けて勝負態勢が整っていることを強調している。条件好転となる今回はしっかりと力を発揮してくれそうだ。



日曜東京9R
くるみ賞
ショウナンライズ
テキ断言のベスト距離
初勝利を飾った前走が好内容だったショウナンライズを推す。その前走はハイラップを刻む流れを2番手追走。直線で一旦後続に追いつかれるもののラスト1ハロンで一気に突き放す強い競馬を見せた。上原師も「着差以上に強い内容だったね」と思わず笑みが溢れる。

また指揮官は「キレというよりもスピードが身上の馬。現状では1400M辺りがベストだろう」とキッパリ。今回は2ヶ月間を空けての参戦だが、その間もしっかりと調整を進めていたとのことで状態は確実に良化している。昇級戦ではあるがここでも上位争いは必至だ。



日曜東京11R
ブラジルC
ベルゲンクライ
距離延長で末脚爆発
元々、後方一気で差し切れるかという競馬になるベルゲンクライだが、前走も展開がハマらずに6着。高橋文師は「新潟は前が止まらないコースなので、ウチのには合わなかったかな」と敗因を分析。そのため東京替わりは歓迎と見ており、その上で「さらに距離を延ばせばより持ち味を生かせるのでは」との判断から今回の番組を選んだ経緯もある。

鍵を握るのは如何に序盤で脚を溜められるかだが、距離が延びてゆったり進められるのは好材料。展開待ちの身ではあるが、条件は良くなるので差し切るシーンは十分に考えられる。ここは頭固定で狙うのが馬券上手の買い方だ。

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今週の裏ネタとは?

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者が、ハード取材で仕入れた裏ネタをコッソリお教えします。
堀内 泰夫

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者。かの故・大川慶次郎氏も一目置いていた存在。

現在も美浦トレセンに足を運んでハードな取材をこなし、安定感のある予想は業界随一の呼び声が高い。

「下手に穴を狙うより、堅いレースを絞って獲り切る方が馬券は圧倒的に儲かる」をモットーに、多数の会員様から絶大なる支持を集める。

「大きな万馬券を当てて一発逆転のスタイルの人もいるが、そういう精神状態では研ぎ澄まされた発想が出てこない。常に勝ち組でいる事こそが長く馬券を続ける最大の秘訣」とその達観した馬券戦術を語る。

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