境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

レパードS&エルムSの回顧

第12回レパードS(GⅢ)
1着ケンシンコウ
2着ミヤジコクオウ
3着ブランクチェック

ラップ:
12.6-11.1-12.0-12.6-12.4-11.9-12.2-11.9-12.5
時計:1.49.2


馬場差-1.4秒を加味しても、1.49.2秒はかなり速い時計。2着ミヤジコクオウがよく差して来たなぁという競馬で、本来はこの時計で内枠を引いた馬が先行すれば、残る可能性は相当高まります。
スピード色の強いブランクチェックはともかく、ケンシンコウは思い切ったハナ切り策が絶妙でしたね。ここ数戦が差す形での好走だったので盲点になっていましたが、かつては前付けして1800を押し切った経験がありました。

デュードヴァンはお手本のような正攻法の競馬を試みましたが、前に有利な流れで脚が溜まり切らなかった印象。結果的に中途半端な位置取りになってしまうというのはよくあるケースでこれは責められないでしょう。ただ、やはりワンターンの方が持ち味は活きると思います。

ミヤジコクオウは、先ほども書きましたがこの流れでよく差し込んでいます。さすがはレパードSの黄金ローテである「前走JDD組」。今年はこの馬が唯一の該当馬でした。

血統的には、勝ち馬ケンシンコウ、3着ブランクチェックがともにパイロ産駒で血統テーマにて指摘した「ボールドルーラー系保持馬」……なわけですが、今年はもうひとつの注目血統キングマンボ系も合わせて該当が多すぎました。血統評価としては、今年は参考外かなという印象です。

それにしても、やはり注目はミヤジコクオウですね。
兄エスポワールシチーも、初ダートが小倉ダ1700の道悪で物凄いスピードを見せ付ける楽勝でした。競馬パターンは異なりますが、高速ダートの速力比べとなったこのレースで強い内容の2着は、ちょっと似た雰囲気を感じました。
もうワンランク上に登れる逸材かもしれません。来年のフェブラリーSがちょっと楽しみな気がします。


第25回エルムS(GⅢ)
1着タイムフライヤー
2着ウェスタールンド
3着アナザートゥルース

ラップ:
6.7-11.2-12.4-12.4-12.3-12.2-12.2-11.7-12.3
時計:1.43.4


タイムフライヤーの横綱相撲で終わった今年のエルムS。

この馬は、イメージ以上に前進気勢の強い馬で、昨年のエルムSの走りは敗れはしましたがインパクトがありました。空前の超ハイペースを行きたがるくらいの手応えで追走していましたからね。
その意味で、流れが淀まない小回りダ1700はまさにピッタリの条件。多分、地方交流重賞とかも合う(大井や川崎は除きますが)と思います。逆に、主場開催の1800mは少し長いでしょう。チャンピオンズCは危険で、ワンターンで前傾色が強まるフェブラリーSは向くという呼吸で考えたいですね。

血統的には、母父ブライアンズタイムがロベルト系ということで、予想コラムで指摘した血統テーマを満たしていたわけですが、それ以上に、やはりハーツクライの力が強力な後押しだったと思います。
18年以降、札幌ダ1700で【8-6-1-18/33】勝率24.2%、連対率42.4、複勝率45.5%と抜群の安定感を誇るハーツクライは、今開催も好走馬を続々と輩出しています。初日の2人気1着ケルティックソードにはじまり、翌日にはシネマソングスが4人気1着。先週は、「日曜午後の穴馬ターゲット」でも紹介したヴィーナスフローラが9人気2着と穴を開けていました。
今回のタイムフライヤーの勝利も、父ハーツクライのコース適性が強い追い風になったことは間違いないでしょう。 この札幌ダ1700のハーツクライは、来週以降も思い出したい血統傾向です。

2着ウェスタールンドは、3角手前でスパートを開始し、4角では勝負圏までポジションを押し上げて2着健闘。今年はもう少し差し馬に出番があると踏んでいましたが、今年も終わってみれば上位3頭の4角通過順は4番手以内ですから、やはりポジションゲームとしての側面を失っていなかったようです。
その意味で、馬のキャラクターを活かしつつ、機を見るに敏な動きを見せた藤岡佑介騎手の好プレーも光りました。

3着アナザートゥルースは逃げ馬を潰す役割を勝手出ての粘り込み。力は出し切っていると思います。相変わらず大崩れのない良い馬です。

私が期待したワンダーリーデルは9人気5着。最後は目を引く脚を使ってくれましたが、ポジションゲームのワナに嵌ってしまうという皮肉な結末。もっとも、今年はこういう馬でも間に合うと踏んでいたので、これは仕方ありません。レースパターンに対する読みが甘かったと反省するばかりです。

お知らせ
境和樹【穴馬券ネオメソッド】(レース回顧編)は、筆者都合により、今回の掲載をもって終了とさせていただきます。これまでご愛読いただきました読者の皆様には、深く感謝申し上げます。
引き続き、金曜・土曜の夜には予想を公開していきますので、今後とも境和樹【穴馬券ネオメソッド】をよろしくお願いいたします。






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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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