馬券ネオメソッド(レース回顧編)
宝塚記念の回顧
第61回宝塚記念(GⅠ)
1着
クロノジェネシス
2着
キセキ
3着
モズベッロ
ラップ:
12.3-10.9-11.4-12.7-12.7-12.4-12.4-12.4-11.9-12.1-12.3
時計:2.13.5
土曜日の時点で馬場差-0.1秒。昨年の宝塚記念は高速設定でしたが、今年はちょっと違うのかな? と思ったところで、日曜日は最初の芝競走となった3R(3歳未勝利芝1600)で1.34.3秒。続く5R(2歳新馬芝1800)が1.48.3秒と、前日とは一転、時計の出やすい馬場設定を示しました。
しかし、午後になって再び雨が降ると、宝塚記念の時点では、ほぼ土曜日に戻ったような様相。馬場の内目が見た目にも相当荒れており、結果的にその馬場状態が勝敗を分けることになりました。
勝ったクロノジェネシス、2着キセキはともに4角手前から外を回してマクリ気味にポジションを押し上げたクチ。大して、4着に敗れたサートゥルナーリアは、勝負処で終始馬場の悪い内目に閉じ込められる形になったことが堪えてしまいました。
それにしても、クロノジェネシスの道悪適性は相当なものですね。京都記念を勝った際にも思ったことですが、思い起こせば、史上に残るハイパフォーマンスだった新馬戦も稍重、悲願の初タイトル奪取となった秋華賞も稍重。このあたりが、バゴ産駒といったところでしょうか。
2着キセキは、昨年に続く2着ですが、その昨年とはだいぶ立場が違う中での好走。復活の手応えを得たという点では価値は昨年以上と言っていいと思います。
気性的に難しいところがあると言われている馬ですが、武豊騎手、2度目の騎乗で早くも手の内に入れるのですから、さすがは天才ジョッキーといったところです。
3着モズベッロは狙いづらいタイミングだったと思います。ゴール前で寄られる不利がありながら頑張った日経賞。その日経賞が斤量4キロ増での好走だったことで、「これは本格化なったか」と見ていたところ、天皇賞が7着凡走。
終わってみれば距離の問題だったのかもしれませんが、天皇賞がレースレベルに疑問符が打たれるようなレースだったため、ちょっとトーンダウンしてしまうところがありました。1回置いての穴激走は読みにくかったですね。
ちなみに、土曜日から阪神芝はストームバード~ストームキャットのラインを保持・内包している馬がパフォーマンスを上げていたのですが、この馬は母父ハーランズホリデイがストームキャット系。このあたりも要因の一つだったかもしれません。
期待したレッドジェニアルは10着。奇跡的にスタートは決まったものの、今日はいつも以上に道中の反応が悪かったですね。荒れた馬場への適性があまりなかったのかもしれません。
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