境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

ユニコーンS&函館スプリントSの回顧

第25回ユニコーンS(GⅢ)
1着カフェファラオ
2着デュードヴァン
3着ケンシンコウ

ラップ:
12.1-10.9-11.2-11.9-12.3-12.1-12.2-12.2
時計:1.34.9


この日の馬場差は-0.6秒。多少時計の出やすい馬場ではありましたが、前半3F34.2秒のみならず、4F46.1秒のハイラップを番手で追い駆け、後半4Fも48.8秒でまとめて5馬身差。他の先行馬は軒並み崩れており、そのことも含めて勝ち馬カフェファラオは規格外の競馬をやってのけたということになります。
まあ、この馬の強さに関してはデビュー戦でバーナードループを10馬身ブッちぎった時点で分かり切っていることなわけですが、改めて相当な才能を秘めたダート馬だなと思わされます。

後のGⅠ馬を多数輩出しているユニコーンSですが、シンボリクリスエス産駒のルヴァンスレーヴやゴールドアリュール産駒のゴールドドリームといった過去の勝ち馬たちとは少しタイプが違うことは、血統面でも明らか。今後、日本のGⅠを幾つ勝つかというより、ダート競馬の本場である米国でどれだけ戦えるかというところが焦点になると思います。
字面の血統だけならもちろん通用の下地はあるわけですし、日本馬にとって極めて厚い壁である米国ダート競馬に、ついに真正面から殴り込みを掛けられる日本調教馬が登場したかという印象は強いです(もっとも、米国生産馬なのでちょっと事情は違いますが)。楽しみで仕方ありません。

2着デュードヴァンは最内枠もあってレースの幅が狭いところ、直線一気の競馬に賭けて良く脚を使っています。ワザアリの2着のという感じ。勝ち馬とは明白な力差を見せ付けられる結果ではありますが、この馬とて東京ダ1600では崩れ知らず。走破時計1.35.7秒も、例年なら勝ちタイムになっていてもおかしくない時計ですから、恥じる必要は全くない競馬だったと思います。

3着ケンシンコウは、多少展開利があったにせよ、前走が着差以上に強い内容だったので、走られてみれば納得の1頭。この春の東京ダートで再三に渡って好走馬を送り込んでいるパイロ産駒というのが、何とも象徴的な結果でした。

レッチェバロックは9着。今回に関しては、距離の問題もあったと思いますが、それ以上に戦法の選択肢が少なすぎたことが敗因だと思います。強い勝ち馬にあれだけマンマークを受けてしまうと、さすがに息切れしてしまいます。
とりあえず、この敗戦が精神的ショックにならないことを祈るばかり。デビューから2戦で見せたパフォーマンスは、質は違いますがカフェファラオと同等のインパクトがありましたから。

期待したサンライズホープは、その高性能2騎に挟まれるように3番手追走。ちょっと役者の違いを見せ付けられる競馬になってしまいました。
ただ、リアルタイムでは気付かなかったのですが、完全にバテてシンガリ近くまで下がったかと思ったところ、どうも再び気持ちが入ったようでちょっと脚は使っているんですね。ゴール寸前でレッチェバロックを交わしていたのにはビックリしました。この経験が次に繋がればいいと思います。


第27回函館スプリントS(GⅢ)
1着ダイアトニック
2着ダイメイフジ
3着ジョーマンデリン

ラップ:
12.0-10.4-11.0-11.2-11.1-11.8
時計:1.07.5


前半3F33.4秒は、重賞レベルではかなり緩い入り。今開催の函館芝1200は、総じてテンの3Fが速いレースが多くて、この日も1勝クラスで33.4秒、新馬戦でも33.5秒ですから、それと比較すると前には相当有利な流れだったことが分かります。
勝ったダイアトニックは、抜群のスタートから外を行かせて番手に収まった時点で勝負あったという競馬。3走前の阪急杯で前付けの競馬に難なく対応したところでも思ったことですが、かなり高い競馬センスの持ち主ですね。もちろん、ここが大目標というわけもないので、ここからスプリンターズSまで逆算した仕上げだったはず。高松宮記念は痛恨の不利で敗れましたが、その雪辱を秋に晴らすという可能性も十分ありそうです。

ダイメイフジは確かに展開利はありそうだと思っていましたが、(大量出走取消が出た)昨年でも4着止まりだったことで、メンバーが普通に強化された今年は苦しい戦いになると見ていましたが、思い切ったハナ切り策が奏功しました。もっとも、勝ち馬とは着差以上の開きがあったと感じますし、次走以降の評価は保留が正解でしょうね。

3着ジョーマンデリンは3勝クラスを勝ったばかりの連闘と、かなりチャレンジングな参戦でしたが、コース適性の高さを存分に発揮した3着。函館コースは本当に崩れません。

5着シヴァージはスローで内前有利になったことを考えれば、外差しで差を詰めた内容は評価できるものだと思いますが、いかにも戦法が他人任せ過ぎて、ちょっと信頼度には欠けますね。追い込みに徹するなら小倉や中京の方がコース的には嵌りそうです。




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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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