境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編) [2012年5月15日]

ある意味で歴史が変わった瞬間

第7回ヴィクトリアマイル(GI)

1着ホエールキャプチャ
2着ドナウブルー
3着マルセリーナ

全体ラップ
12.2-10.9-11.3-12.0-11.8-11.5-11.2-11.5
時計 1.32.4

予想コラムにて指摘した、このレースのポイントは

1.ダート血統、特にヴァイスリージェント系が好相性
2.盲点の実績馬が穴を開ける


という2点。勝ったホエールキャプチャはヴァイスリージェント系クロフネ産駒。2着ドナウブルーは2走前に重賞勝ちがありながら、前走の大敗で人気を急落させていた、ちょうど、10年2着のヒカルアマランサスのような存在でした。今年も“ヴィクトリアマイルらしい決着”になったと個人的には思っています。
本命馬のクィーンズバーンは、やはり初の左回りが堪えてしまったようです。この日の東京は、やたらと前残りの決着が目立ち、「こりゃ、来るんじゃねぇか!?」と本当にドキドキしながらレースを迎えたわけですが、さすがに甘くはなかったようです。もっとも、狙いにいった本命馬でしたし、納得の行く競馬はしてくれたので後悔はありません。

ヴァイスリージェント系が好相性と知りながら、その中でも最も脈がありそうなホエールキャプチャを本命にしなかった理由は、以前にも書いた記憶がありますが、“クロフネ産駒のマイル以上G1での不振”というポイントがあったから。事実、このホエールキャプチャの勝利まで、3歳以上のマイル以上のG1において、クロフネ産駒は一度も勝っていませんでした。
クロフネ産駒は、典型的なアベレージヒッターで、悪く言えば器用貧乏タイプ。色々な条件をこなす代わりに、大舞台でも平均的な力しか出せず、結果的に爆発力のある血統に遅れを取ってしまうという構図がありました。そんな特色ゆえに、これまで完成度で何とかなる2歳G1と、ゴマカシの利く短距離G1しか勝っていなかったわけですね。今回のヴィクトリアマイルは、その歴史が変わった瞬間でもありました。
まあ、今でもその特色自体に変わりはありませんが、今回の勝利をキッカケに、もう一段飛躍してくれないものかと期待する面も少しあります。何しろ、非サンデー系の貴重な戦力ですからね。

ちなみに、これは本当に余談であり、後出しジャンケンもいいところですが、実は、予想コラム作成中、クロフネに関する上記ポイントを一度は書いていた私。それを根拠にホエールの評価も落とそうとしたのですが、「どうもそろそろ来そうな気がする…」と書いた文章を全部消して取捨をボカしたという経緯があったんです。だからナンダ!?と言われてしまえばそれまでですが、こういう予感って結構当たってしまうものですよね。。。

予想自体は外れてしまいましたが、とりあえず指摘したポイント通りの結果は出ました。来年のヴィクトリアマイルも、ダート血統と盲点の実力馬を重視するというスタンスで買いたいと思います。

末筆ながら、先日、東京競馬場で行われたイベントにご来場くださった方、この場を借りて改めて御礼申し上げます。つたない喋りしかできずお恥ずかしい限りですが、密かに結構楽しませてもらいました。
声を掛けて頂いた東京スポーツの方をはじめ、関係者の方にもお世話になりました。どうもありがとうございました。

【by境和樹】

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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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