境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編) [2012年5月29日]

画竜点睛を欠くとはこのことか。

第79回日本ダービー(GI)

1着ディープブリランテ
2着◎フェノーメノ
3着トーセンホマレボシ

ラップ:
12.8-10.8-12.0-11.7-11.8-11.7-12.2-12.4-12.3-11.7-12.0-12.4
時計:2.23.8

改めて、日本ダービーというレースが持つ重みを思い知らされるゴール前のハナ差でしたね。あの僅かな差で、歓喜と絶望とに明確な線引きがされてしまう厳しい世界、真剣勝負の醍醐味のような競馬を見せてもらいました。
こういうレースが、まだ競馬を知らない一般の方々にキチンと伝われば、もっと競馬ファンも増えると思うのですが、どうでしょうか。

さて、私の本命馬フェノーメノは2着。正直、週末のコラムを作成した時点、及び動画の撮影を行った時点では、3番人気になると見越していたこの馬。どちらかというと、人気馬の中で一番信頼できる軸馬というイメージが強かったのですが、フタを開けてみれば5番人気。一時はもっと下の人気でしたからね。これにはちょっとビックリしました。
その中できっちり2着を確保、コラムにて指摘した「サンデー系×ダンチヒ系の超好相性」という血統傾向は、今年も維持されました。これは本当に使える傾向だと思います。該当馬が少ないにもかかわらず、出てくれば超高確率で馬券になってくれるわけですから、これだけ重用できる血統はありません。
なお、サンデーサイレンス×ダンチヒ系という配合例は数があまり多くないのですが、サンデー第二世代以降とダンチヒ系という配合は、意外と少なくありません。したがって、この超好相性血統は翌年のダービーにも出走してくる可能性大。是非、覚えておいてください。

勝ったディープブリランテは、これもコラムで少し書かせてもらいましたが、デビュー戦を勝った時点で、「コレがダービー馬だな」とピンと来た馬でした。以前、東京競馬場でイベントに出演させてもらった際、余った時間の繋ぎとして、司会者の方にアドリブで「境さんは、ダービーの本命決まっていますか?」と聞かれ、反射的にこの馬の名前を挙げていました。その馬が勝って馬券が当たっていないという点は情けない限りですが、前々から目をつけていた馬が実際に結果を出してくれるというのは、素直に嬉しい限りです。

3着トーセンホマレボシは、京都新聞杯の前の段階で「今年の菊花賞馬」と書かせてもらった馬です。正直、走りすぎです。これじゃ菊花賞で人気になってしまいます、ウィリアムズも余計なことをしてくれました(笑)。
ただ、この馬の秘める能力の高さを改めて見せ付ける好内容だったと思います。ひと夏越すと、成長をクローズアップされてさらに菊花賞での馬券妙味が薄れてしまいそうですが、この馬は明らかにステイヤーです。しかも、スピードのない鈍重タイプという意味ではなく、距離が延びるとパフォーマンスが上がるという意味での発展的ステイヤー。菊花賞はかなり堅い本命馬になると思いますよ。

と、上位馬に対する評価はだいたい正当にできていたと自負していますが、残念なことに、馬券的には大失敗の部類に入る一戦となってしまいました。

今回のダービーのテーマは、「フェノーメノから何を買ってどこまで押さえるか」ということだったところ、極めて酷い相手選びを行ってしまいました。自分で自分の買い目を振り返って腹立たしくなるほどセンスのない相手選びです。
今、見直して納得できるのは、ゴールドシップを対抗にしたことと、ゼロスを高評価したことくらい。この2頭に関しては血統的にパフォーマンスをさらに上げる可能性があったと思っているので、強調したことに悔いはありませんが、それ以外の馬選びは視点がバラバラ。何を重視して、何を軽視しているのかサッパリ分かりません。本当に私が組んだ馬券?と言いたくなるくらい、支離滅裂甚だしい馬券です。
明らかに集中力を欠いた一打。画竜点睛を欠くとはまさにこのこと。“予想”が上手くできているだけに、余計に反省ばかりのダービーとなってしまいました。
ご参考いただいた方には申し訳ないことをしてしまいました。安田記念で巻き返します!

【by境和樹】

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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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