境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編) [2012年7月3日]

勝ち馬が想像以上に強かった…

第17回ラジオNIKKEI賞(GIII)

1着ファイナルフォーム
2着ヤマニンファラオ
3着オペラダンシング

ラップ:
12.4-11.2-11.9-12.6-12.4-12.2-11.7-11.5-12.0
時計:1.47.9

これは完敗。まさかファイナルフォームが来るとは考えもしませんでした。正直、このテの瞬発力型の人気馬はカモになることが多いレースなので。それに正攻法の溜める形で勝たれてしまっては…3着に入った最低人気オペラダンシングは、血統的にもいかにもラジオNIKKEI賞という感じの馬で、買うことはできたのですが、本命馬が全く逆では話になりません。

検証した結果、ファイナルフォームという馬が、こちらの想像していた以上に強かったということが分かりました。
参考までに、過去5回の同レースのラップ推移を掲載しておきます(中山で行われた昨年は除きます)。

(参考)ラジオNIKKEI賞の過去ラップ

12年 12.4-11.2-11.9-12.6-12.4-12.2-11.7-11.5-12.0

10年 12.6-11.5-11.4-12.6-12.3-11.5-11.6-11.7-12.1
09年 12.4-11.3-12.0-12.3-12.1-11.9-11.9-12.0-12.4
08年 12.6-10.8-11.7-12.6-12.2-11.7-11.6-11.4-12.2
07年 12.6-11.5-11.3-12.2-12.4-12.3-11.6-11.6-12.2
06年 12.5-11.2-11.8-12.6-12.4-12.1-12.5-12.1-13.3(重馬場)

今年の前半3F35.5秒はほぼ例年並み。そして、ラップの形としてはロックドゥカンブが勝った07年に極めて近いといえます。

12年 12.4-11.2-11.9-12.6-12.4-12.2-11.7-11.5-12.0
07年 12.6-11.5-11.3-12.2-12.4-12.3-11.6-11.6-12.2

この二つの推移が他と異なるのは、ラストの4ハロン目でまだ12秒台の緩ラップを維持している点です。他の年は、基本的にここからペースアップしており、本当に雪崩れ込みの流れになっています。
ファイナルフォームが凄いのは、この流れを5-5-4-5という位置取りから差し切っている点。しかも、VTRを見れば一目瞭然、明らかに仕掛けをワンテンポ遅らせ、自身の瞬発力だけで勝ち切っているんですね。これは結構強いですよ。

なぜなら、同じ様な流れだった07年の上位馬の位置取りといえば…

07年
1着ロックドゥカンブ 3-3-2-1
2着スクリーンヒーロー 6-9-9-8
3着イクスキューズ 9-10-7-4

いわゆる、雪崩れ込み競馬だったんですね。要するに、残り4ハロン目の緩みがあったとしても、やはり持続力比べになるのがこのレースの特徴ということ。実際、今年も勝ち馬以外はヤマニンファラオ、オペラダンシング、メイショウカドマツ、クリールカイザーと、決め手に欠ける血統、個性の馬が続いています。ファイナルフォームがいなければ、例年と同様、「ラジオNIKKEI賞らしい持続力比べ」になっていたわけです。
この流れを、自身の個性と力だけで勝ち切ったのが、今回のファイナルフォーム。流行りの言葉を使えば、“ヤバイ”ですね。これは今後、さらに活躍することでしょう。勘弁して欲しい馬がまた1頭登場してしまいました(苦笑)。

私が期待したサンレイレーザーは、見せ場なく急失速して11着惨敗。中1週の臨戦が堪えたのでしょうか?ちょっと不可思議な負け方でした。さすがにここまで負ける馬ではありませんから、何か理由があったと考えるのが普通でしょう。巻き返す余地はあると思います。

【by境和樹】

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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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