うまスクエア

これはゲームですか？？

第57回京成杯ＡＨ(GII)

第57回京成杯ＡＨ
１着レオアクティブ
２着スマイルジャック
３着スピリタス

ラップ：
12.2-10.9-10.9-11.1-11.1-11.2-11.5-11.8
時計：1.30.7

遂に出ました１分30秒台！もうゲームの世界ですね、コレは。かなり時計の速い決着が続いていましたから、ある程度の時計は出るだろうなとは思っていましたが、まさかここまで速い時計が出るとは思いませんでした。いやはや、馬場造園技術の発達恐るべしですね。

もうこうなってしまうと、求められるのは平坦性の高いスピードの持続力です。道中で溜めているヒマなんてありませんし、急坂でも止まりませんからね。持続力の要求される1400ｍで巧者ぶりを発揮しているアドマイヤムーンに、新潟コースが得意なタニノギムレット産駒の２、３着。なるほど、超高速馬場の平坦スピード比べがテーマと読めば、血統的には手が届く馬券だったようです。
ただ、レース前の段階ではもう少しスローになるかな？という思いがあったことも事実。絶好枠を引いたコスモセンサーはハナに立つタイプではありませんし、ゼロスも控えるというような話が出回っていました。スペシャルハートも距離を意識して控えるという見立てでしたから。
まあ何にせよ、道中でほとんどアップダウンがないこのラップ推移でなければ、いくら馬場差があってもこれだけの時計は出ません。中山マイルらしいレースだったと言うことができるでしょう。

全くの余談ですが、この超高速決着にディープインパクト産駒がいなかったのは少し残念ですね。
この日の４Ｒ（３歳未勝利：芝2000ｍ）で、未勝利としては破格の2.00.0秒という決着がありましたが、ワンツーを決めたのがディープ産駒でした。そのディープ産駒が、現状、最も能力を発揮するのがマイル戦であることから、この日のような『超高速馬場のマイル戦』は、ディープインパクト産駒の能力を全開できる舞台だったと考えることができます。
もし出走していたら、果たしてどんなパフォーマンスを見せていたのか？レース終了後にパッと思いついたのはそんなことでした。

【by境和樹】

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