うまスクエア

何とも複雑なダブル重賞。。。

第60回神戸新聞杯(GII)

１着○ゴールドシップ
２着◎ロードアクレイム
３着▲マウントシャスタト

ラップ：
12.6-10.7-12.7-12.4-12.3-12.5-12.6-12.0-11.6-11.7-11.6-12.5
時計：2.25.2

正直、当たりはしましたが、当たっただけという一戦。何しろ、前受けして残すスタミナタイプということで、◎にロードアクレイムを選んだわけですからねぇ～差して馬券になられては半分正解が関の山といったところでしょうか？参考になさった方が結構いらっしゃったらしく、お礼の声をたくさん頂戴したそうですが、何とも気恥ずかしい限りでございます。獲られた方、おめでとうございます。

もっとも、ロードアクレイムが、その母系からスタミナと底力の要素をかなり色濃く受け継いでいることははっきりしたレース。それが間違っていなかったことだけでも意義のあるレースではありました。個人的な、あくまでマニアックな視点にはなりますが、オークス馬レディパステルからスタミナと底力の要素を導けたことはしてやったり。「そんなの当たり前じゃん」と思われる方が大半かと思いますが、近年のオークスを見れば、オークスを勝った＝マイラー資質が高いと考えてしまっても不思議ではありませんからね。少し前のオークスでは、ちゃんとスタミナと底力が問われていましたよ、という視点に立てたことは、自分的には満足できる予想でした。

さて、本番の菊花賞についてですが、このレースから最大の惑星馬が誕生しました。４着ユウキソルジャーですね。例年通り、上がり最速を使ったゴールドシップが勝ち、その他、上位も軒並み差し追い込み馬という決着の中、唯一、前受けして残したのがこの馬です。予想コラムでも指摘した通り、このレースを前受けで残すためには、相当のスタミナが必要。その意味で、今回のユウキソルジャーは相当な頑張りを見せています。
正直、トーセンダンス×オースミタイクーンという配合を甘く見ていました（特に母父オースミタイクーン）。これは堂々と菊花賞を狙える馬でしょう。考えてみれば、トーセンダンスはサンデー×母ダンシングキイという配合、すなわち、ダンスインザダークの全弟にあたります。そして、ダンスインザダークといえば、そうです、菊花賞の御用達血統！これはもう本命が決まったかな（笑）？

続いて、日曜中山のオールカマー。◎に期待したメイショウカンパクは、４角手前でゴチャついたところを捌くのに手間取り、鞍上が立ち上がる不利。まあ、蛯名騎手は元々アクションが大きいので、見た目ほどではなかったかもしれませんが、勝負処で手綱を引っ張ってしまってはどうしようもありません。最後は伸びている６着だけに残念。ただ、グチャグチャの馬場の中でよく頑張ってくれました。
勝ったナカヤマナイトに関しては、人気上位馬の中では最も好走確率が高いであろうと予想していた存在。完勝も納得、改めてこの条件に対する適性の高さを見せ付けました。２着ダイワファルコンも、2200ｍの経験こそなかったものの、同じ非根幹距離の1800ｍで何度も好走していた馬。こういった特殊条件に対する適性があったということです。
ルルーシュやダコールといった“人気過剰馬”が飛んでいるだけに、何とかしとめたかったところですが、こればっかりは仕方ありません。また来週、今度はＧ１ですから気合を入れ直すことにします。

【by境和樹】

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