境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編) [2012年11月20日]

09年のリプレイを見るような…

第29回マイルCS(GI)

1着サダムパテック
2着グランプリボス
3着ドナウブルー

10着◎アイムユアーズ

まず、本命馬のアイムユアーズから。
結果的にはテン乗りが災いしました。せっかく好スタートを切ったのに、抑え込んで後方から。もうこの時点でゲームセットです。いくらなんでも、3歳牝馬が、牡馬も古馬もいるこのメンツを相手に、外を回ってまとめて差し切るというのは難しいでしょう。ましてや、アイムユアーズの個性を考えれば、溜めてもそう切れるわけじゃないことは分かりきっています。ペースが遅かった?外枠で前に壁が作れなかった?それ以前の問題。まあ、実際に乗っている人の感覚は違うんでしょうが、あれではレース前から白旗を揚げているようなものです。前に行って失速してもらった方がよっぽど納得できます。
正直、今年行われたレースで、最も後味の悪い敗戦でした。

土曜に激しい雨が降った京都競馬場ですが、日曜は回復傾向。私が個人的に取っている馬場差では、土曜日が+1.7秒だったのに対し、日曜は+0.5秒。約1.0秒分くらい馬場が回復していました。
とはいえ、時計自体は掛かっていたわけですから、その中での1.32.9秒という時計は優秀だと思います。しかも、前後半4F46.9-46.0秒という後頃ラップから時計を出した点は評価できるでしょう。オッズが割れ、確たる中心馬不在とも思えた一戦でしたが、終わってみれば意外にレベルは高かったかもしれません。

レース後、気付いたのはカンパニーが勝った09年との類似性でした。
マイルCSは、基本的に前傾ラップになることが多いのですが、09年も今年と同じような47.2-46.0秒という後頃ラップだったんですよ。しかも、勝ち馬カンパニーも天皇賞からの臨戦馬で、道中から直線まで、その進路の取り方は今年のサダムパテックとそっくりです(是非、VTRでご確認を)。そんな09年も、超人気薄の逃げ馬マイネルファルケが2着に入ってアッといわせましたが、今年も逃げたシルポートが見せ場をつくる4着…。4角二桁位置の馬がまったくお話にならなかったことも含め、09年のVTRを見るようなレースだったわけです。そんな類似性の強いレースを、東西の天才ジョッキーが制している点も、なかなか因果なものです。

予想コラムで指摘した血統面のポイントはほとんど反映されませんでしたが、上位2頭は1400m重賞勝ち馬です。このマイルCSが、1400m的な適性を要求するレースになっていることは確かだと思います。同時に、ダート血統、持続力血統も重要です。これは来年以降も継続していきたい予想ポイントでしょう。

【by境和樹】

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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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