馬券ネオメソッド(レース回顧編) [2013年3月5日]
例年と全く異なる決着形態
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第50回弥生賞(GII)
1着
カミノタサハラ
2着
ミヤジタイガ
3着
コディーノ
:
6着
ヘミングウェイ
ラップ:
12.9-11.4-12.2-12.4-12.7-12.5-11.7-11.6-11.4-12.2
時計:2.01.0
勝ち馬
カミノタサハラが母父フレンチデピュティ、2着
ミヤジタイガは母父エルコレドール(ミスプロ系)。ともにダート的な馬力に秀でた血統が印象的な馬で、私が予想ポイントとして指摘した「欧州血統保持馬」とはほとんど逆と言っていい存在。まあ、ともに父がディープインパクトとネオユニヴァースですから、こちら側で説明することも不可能ではないと思いますが、さすがにちょっと無理筋でしょうね。今年は傾向通りにいかなかったと割り切ったほうがよさそうです。
その証拠に、今年は明らかにレースの流れが例年と異なっていました。
【過去の弥生賞ラップ推移】
12年 12.5-11.0-12.7-13.5-13.4-13.1-12.3-11.9-11.5-12.0
11年 12.8-11.3-12.2-12.8-12.6-12.4-12.2-11.8-11.2-11.7
10年 12.8-11.6-12.7-13.5-13.0-13.0-12.7-12.5-12.1-12.2
09年 12.4-11.3-12.2-13.0-13.1-13.0-12.7-12.2-11.5-12.1
08年 12.2-11.5-12.4-12.8-12.9-12.5-12.3-11.7-11.3-12.2
12年 12.9-11.4-12.2-12.4-12.7-12.5-11.7-11.6-11.4-12.2
(※馬場差があるので、細かい数字を見るのではなく、全体的な形を見てください)
明らかに異なっている点が2つ。『加速地点が早い』ことと『全体的にほとんど緩んでいない』ということ。ペースが早くなっている地点を確認してみると、例年は、ラストの3F目から徐々に加速し、ラスト2Fでグッと早くなっていることがお分かりいただけると思います。いわゆる、上がり勝負というヤツですね。
ところが、今年はラスト4F目に12.5-11.7と一気にピッチが上がり、そこからゴールまで雪崩れ込むような競馬になっています。
加えて、例年であれば中盤で13秒台近辺のラップが存在し、レースが緩むのに対し、今年のレースは一番遅いところでも5F目の12.7秒(こういう話をするとき、必然的に一番遅くなる最初の1F目は除きますので今後もご了承ください)。トライアル戦らしい中だるみが全くありませんでした。
例年とは全く異なったこの流れが、例年とは傾向を異にするダート血統の好走とマイラーの失速を生んだものと思われます。
今年の弥生賞が、本番と同じような消耗戦になったことは確かだと思いますが、個人的にはこの結果が本番に繋がるかは微妙かな?と。何しろ、あまりに例年と違いすぎるので…。このあたりはもう少し悩まなければならないところですが、本番はあくまで例年の傾向通りに攻めるつもりではいます。
いずれにしても、世代トップクラスにいたはずの馬が揃って負けたことで、本番が相当難解になったことは疑いありません。それだけ、波乱の余地は広がったと見ます。
【by境和樹】
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