境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編) [2013年4月2日]

上手くいったダービー卿CT、反省材料の残る大阪杯

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先週も境和樹がツイッターでつぶやいた穴馬が激走![土曜日阪神6R]キンショータイム(6人気1着)を単複で射抜きました。皆さん、フォローをお願いします。
また、本コラムで公開したダービー卿CTは5番人気1着トウケイヘイローを見事、こちらも単複1点で仕留めました。今週は大混戦必至の桜花賞!だからこそ、人気に左右されない血統理論をご堪能下さい。


第45回ダービー卿CT(GIII)

1着◎トウケイヘイロー
2着ダイワマッジョーレ
3着ダイワファルコン

ラップ:
12.4-10.7-11.2-11.2-11.8-11.7-11.8-11.8
時計:1.32.6

「馬力血統、ロベルト系重視」がテーマのダービー卿CT。今年も傾向通り、馬力に秀でたB級サンデーのゴールドヘイロー産駒でした。外枠から引っ掛かり気味に出て行ったところではどうなることかと思いましたが、これがこの馬の勝ちパターンでしたね。最後はよく凌いでくれました。まさか単勝オッズで10倍を切っているとは思わず、終わってビックリしましたことは事実ですが…。一般ファンの方の馬券レベルは本当に高いなぁと思わされます。

ただ今年に関しては、レース傾向として「馬力、パワー重視」というテーマがあったことと同じくらい、今の中山の馬場傾向が本命馬トウケイヘイローに向いてくれたことが大きかったと思います。

土曜から中山芝は本当に鈍足血統ばかり来ていました。時計はかなり速かった(手元の計算だと、土曜日は-2.1秒という高速馬場でした)にもかかわらず、血統的には脚の遅い、スタミナ血統ばかりが馬券になっており、ディープ産駒を筆頭とした高速タイプはものの見事に圏外に飛んでいました。ツイッターでも呟きましたが、本当に極めて顕著な傾向だったと思います。
この馬場設定が今年のダービー卿CTに与えた影響は大きかったと思います。直前の8Rでディープインパクト産駒が勝ち、一瞬イヤな予感がしましたが、総合的に見て今週の中山芝は鈍足血統が走りやすい馬場、いかにもゴールドヘイローのようなB級サンデーが来そうな予感がありました。
まあ、高速馬場でこれだけ走る系統を『鈍足』と括ってしまっていいのか?という疑問は考える必要があるものの、そういった特殊な状況が、ゴールドヘイロー産駒のトウケイヘイローに味方したことは間違いありません。この傾向は先週の時点から出ていましたから、来週もちょっと警戒しておいた方が良さそうです。


さて、大阪杯の話もしておきたいと思います。今年の大阪杯は、個人的には本命馬選びのセンスに欠けていたと反省しています。
オルフェーヴルが勝つことに関しては別にどうでもいいのですが、オルフェーヴルを負かし得る存在としてショウナンマイティを指名したのは明らかなミスです。なぜなら、オルフェーヴルショウナンマイティは、キャラクターがほぼ同じだからです。つまり、ショウナンが来るということは、オルフェーヴルも高いパフォーマンスを出しているということになります。あとは単純な能力比較の問題となり、こうなるとショウナンオルフェに勝つことはかなり難しい、ほとんどあり得ない話ということになります。簡単に言えば、ショウナンマイティオルフェーヴルを負かし得る存在という考え方はかなり無理筋なんですね。マンハッタンカフェという血統面は良しとしても、最終的に「一度使った強み」なんて、フワフワした不確かな根拠に飛び付いてしまったことは猛省する必要があります。

今週の阪神芝は、時計が速く上がりも速いという特徴が顕著で、速い上がりを使える差し馬ばかり馬券になっていました。この状況なら、本命はエイシンフラッシュに打つべき。高速上がり比べでオルフェに勝つ可能性があるとすればこの馬だけですからね。
これは土曜日の競馬を見た上で判明したことではありますが、「オルフェーヴルが負けるとすれば?」という視点に立って、軽い瞬発力比べの馬場を決め打ち、エイシンフラッシュを本命にすることは、事前の段階でも十分できたはずです。もしくは、Bコース替わりで前週までの外差し傾向が前残りに変化する、その状況でオルフェーヴルが差し損ねるケースを狙い撃つとして、ヴィルシーナあたりに本命を打つという策もあったでしょう。
いずれにしても、オルフェーヴルの一本被り、穴馬に空席ナシという状況まで見えていたのなら、もっと深く『オルフェーヴルが負けるとしたらどういうケースか?』ということを研究しなければなりませんでした。◎ショウナンマイティという選択は、ちょっと想像力に欠けていました。

結果的にはどれを選んでも外れます。一番先着したのはショウナンマイティですから、結果から見れば正解に一番近かったとも言えるのですが、仮にも予想家を名乗っている人間として、今年の大阪杯は突っ込み不足。非常に悔いの残る一戦となってしまいました。

来週は桜花賞、そして皐月賞と続きます。注目度も上がるでしょうから、気を引き締めてまた頑張りたいと思います。

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4月6・7日 7日桜花賞予想~久保和功(京大式)・樋野竜司(政治騎手)
  13・14日 14日皐月賞予想~樋野竜司(政治騎手)・境和樹(非常識ルール)
  27・28日 28日天皇賞春予想~久保和功(京大式)・仲谷光太郎(レイトバスター)
5月4・5日 5日NHKマイルC予想~水上学(血統)・Kヤマモト(Kスタンダード)
  11・12日 12日ヴィクトリアM予想~仲谷光太郎・上野誠(馬券生活者)
  18・19日 19日オークス予想~境和樹・Kヤマモト
25・26日 26日ダービー予想~水上学・久保和功
6月1・2日 2日安田記念予想~水上学・樋野竜司
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※予想は、各予想家によって、買い目ではなく、レース分析や特注馬のみ挙げる場合もありますことをご了承ください。
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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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