馬券ネオメソッド(レース回顧編) [2013年5月7日]
バシッと嵌ってくれました!
第18回NHKマイルC(GI)

東京11RNHKマイルC
◎10番人気マイネルホウオウ
1着
◎マイネルホウオウ
2着
インパルスヒーロー
3着
フラムドグロワール
ラップ:
12.3-10.8-11.3-11.7-11.7-11.3-11.6-12.0
時計:1.32.7
会心の予想ができました。ツイッターなどに大勢の方からメッセージを頂戴しました。この場を借りてあらためて御礼申し上げます。
このNHKマイルCのポイントは、予想コラムで指摘した通り、『ダート血統』『短距離志向』の2つです。今回は、母父フレンチデピュティと高松宮記念勝ち馬を父に持っているということで
マイネルホウオウを本命にしましたが、2着
インパルスヒーローにも注目してください。父クロフネで自身は1400m実績馬。この馬も本命候補の1頭でしたが、こういう馬もこのレースにはピッタリの存在なんですね。一見すればマイルで?と思ってしまいがちですが、このレースを予想する際にはむしろプラス材料にすらなるというわけです。勝ち馬を本命にできたことはもちろんですが、予想ポイントとして主張した要素を持っている馬でキッチリ決着してくれたことは本当に嬉しいですね。これで来年も楽に予想ができます(笑)。
これも予想コラムで指摘したことですが、毎日杯勝ち馬の成績が異常に良いことから、ともすれば『1600mより少し長めの距離に対する適性が必要』と誤解しがちですが、実はまったく逆、ダート的であったり短距離的であったり、そんな適性が要求されるのがNHKマイルCというレース。今年の結果でレースイメージはより強固なものとなりました。
また、これは個人的に「やっぱりな」と思ったことなのですが、母父ブライアンズタイムの
フラムドグロワールが3着、ロベルト系保持馬が馬券になりましたね。これも重要なポイントです。
以前から各所で指摘している通り、東京マイルの重賞・G1において、今、ロベルト系はトレンド血統です。特に安田記念ではもう最重要血統と言っていいでしょう。安田記念とNHKマイルCはレースの本質が違いますが、東京マイルのG1においてまたロベルト系保持馬が馬券になったという事実は、次のヴィクトリアマイル、そして安田記念に向けて非常に重要な意味を持つと思います。
最後に、土曜日に行われた京都新聞杯とも絡めて気になった点に言及しておきます。
京都新聞杯で
マズルファイヤーがサッパリ動けず、NHKマイルCではコパノリチャードが8着。プリンシパルSのインパラトール8着という結果も含め、『皐月賞の反動』がいかに大きいかが密かに証明されつつあります。マズルファイヤーに関しては、あんなもんだという意見もあるでしょうが、そもそも走り自体が以前と全く違っていました。妙に折り合っていましたし、あんなに無抵抗な失速をする馬ではありません。未勝利勝ち、きさらぎ賞のパフォーマンス(ついでに言えば、出遅れながら終いで差して来た皐月賞も)を考えれば、本来の力の半分も出せなかったと見ています。日曜日のコパノリチャードしかりです。
ほぼ間違いなく馬場状態がもたらした超高速決着に終わった皐月賞。その当時から反動を懸念する見解はありましたが、故障馬が出てしまったことも含め、ここに来て悪い意味で現実のものとなってしまっているようです。
今年の日本ダービーでは、『消耗度』という要素を予想の重要なポイントに位置付けなければならないのではないでしょうか。
【by境和樹】
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