第44回高松宮記念(G1)
1着コパノリチャード
2着スノードラゴン
3着ストレイトガール
ラップ:
12.1-10.7-11.7-11.9-12.6-13.2
時計:1.12.2
新装されてからの中京は比較的良好な馬場状態で行われることが多かったため、未知ともいえる極悪馬場。時計差を取ってみた感触として、あの夏の函館を思い出されるほど。サンプルがまだ集まり切っていないとはいえ、単純な計算では+5.1秒、ほとんど田んぼですね。
そんな馬場状態を完全に味方に付けたのが2着スノードラゴン。この週の中京芝はピンク帽(8枠)が異常とも言えるくらい馬券圏内を賑わしており、加えて道悪の鬼であるアドマイヤコジーン産駒。さすがに馬券は買いませんでしたが、10R終了時点で「ああ、これかな~」という気はしました。予想の段階で「今年の高松宮記念は、適性で能力差が埋まる可能性が高く、その適性を見つけるアプローチは様々である」と指摘しましたが、正解は『道悪適性』だったということですね。
雨が降るという予報は知っていたのですが、正直ここまで降るとは思っていませんでした。もっとも、当日朝、極悪馬場が想定されると知ってからふと頭で組み立てた予想は…
『道悪ならアドマイヤコジーン産駒のマジンプロスパー、スノードラゴン、それにサドラーのレディオブオペラ。レディは減点材料を見るべき人気で、初の左回りの時点でアウト…あれ?マジンプロスパーって人気なさすぎない?これオイシイでしょ』
というものでしたから、結局的中に繋げることはできなかったんですけどね。
さて、話を回顧に戻して、勝ち馬コパノリチャードの話。デムーロ騎手の巧みなコース取りはもちろん勝因のひとつ(午前中から色々なコースを探っていましたね)ですが、終わってみれば能力が抜けていたんだなぁという印象。単に着差が大きく開いたことだけではなく、番手追走から捻じ伏せて突き放している点を評価。1400m以下の距離ではスタート直後に躓いてチグハグになった阪神C以外は強い内容で走っていますからね。結局、ロードカナロアが抜けた短距離路線はこの馬が主役ということでしょう。仮にハクサンムーンがまともに出てレースを引っ張ったとしても、勝つのはこの馬だったでしょう。
ストレイトガールは…個人的にはよく走ったんじゃないでしょうか。単勝2倍台は過剰人気だったと思います。ロードカナロアが抜けた穴を、新興勢力に埋めてもらいたいというファンの方の願望が強かったかなという印象です。
最後に期待したシルクフォーチュンについて。できればスノードラゴンのような競馬をしてもらいたかったんですが、そう上手くも行きませんでしたね。ケツから行っているので上がり最速は当然の話。別に評価できるものでもありませんし、単純に完敗の競馬でした。
先週は、たくさんの方に予想をご覧いただく状況だったにもかかわらず、好結果を出すことができず悔しい週末となってしまいました。
また気を引き締めて来週以降に向かっていこうと思います。どうぞよろしくお願いします。
末筆ながら、先週発売された『単複論!』ご購入いただいた方、本当にありがとうございました。皆様の競馬ライフに何かひとつヒントとなれば幸いです。
Mail:cheer@umasq.jp
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