境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

進歩と退化

第149回天皇賞(G1)

1着フェノーメノ
2着ウインバリアシオン
3着ホッコーブレーヴ

ラップ:
12.8-12.0-12.1-12.4-12.4-12.1-11.3-12.5-12.9-12.9-12.9-12.3-11.7-12.0-11.1-11.7
時計:3.15.1

先週時点の超が付く高速馬場というイメージに引っ張られ過ぎましたね。今週の馬場差は、私の計算だと土曜日が-1.1秒、日曜日が-0.7秒。結局、昨年とほぼ同じか、むしろ少し掛かっているっくらいでした。この状況になれば、既に昨年の段階でこの馬場と条件に対する適性を証明しているフェノーメノという結論になります。実は、週中から色々な方面から「状態が良くない」という話を聞いており、その影響もあって正当な評価ができませんでした。まあ、状態が悪ければ走れないわけですし、このあたりの権謀術数(?)は競馬の世界ではよくある話なので、仕方ないですね。実際、そういった事情があったからこそ、昨年の覇者が4番人気、単勝オッズ11.5倍という“低評価”になったのでしょう。


もう一つ、反省材料として感じているのがホッコーブレーヴに対する評価です。

予想コラムでも指摘した通り、このレースでは4角の位置取りが非常に重要ですから、そもそもその段階でこの馬を本命にすることはないのですが、マーベラスサンデーに母父が凱旋門賞血統のダンシングブレーヴ。血統的には十分深く検討すべき対象でした。最終的に本命にするかしないかは別として、もう少しこの馬に対して考える余地があったことは確か。その意味で突っ込みを欠きました。

さらに、改めて2年前の予想コラムを読み返して愕然。当時、私が天皇賞・春の予想ポイントとして主張していたのは、次の3点でした。

【天皇賞・春の血統ポイント】
・欧州的なスタミナ血統を探す。
・成績の目立たないマイナー血統の方がいい。
・リーディング上位血統は疑って掛かる。

苦笑いを禁じ得ません。マーベラスサンデー×ダンシングブレーヴのホッコーブレーヴではなく、ディープインパクト産駒のサトノノブレスに本命を打ってはいけませんでした。2年前の私が今週の私を見たら、苦虫を噛み潰していることでしょう。経験を積めば進歩することばかりではないようです。2年前の私なら、ひょっとしてホッコーを選べたかも…そう思うと後悔は倍になってしまいます。

もっとも、そのホッコーもやはり3着まで。まあ、複勝配当を考えれば上出来の部類ですが、4角の位置取りが一桁だった2頭が1、2着し、同二桁の馬が人気馬も含めて全滅していることを考えると、来年もこの『4角の位置取り』というポイントは重視しなければならないでしょう。というわけで、

【天皇賞・春のポイント】
・欧州的なスタミナ血統を探す(特に凱旋門賞血統)。
・成績の目立たないマイナー血統の方がいい。
・リーディング上位血統は疑って掛かる。
・4角で一桁位置にいられるようなタイプ

これを、来年の天皇賞・春の予想ポイントとします。この回顧コラムを来年の今頃、再び読み直すことを忘れないようにしなければ。

境和樹 単
複論



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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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