境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

断然人気馬の飛んだ理由は?

う~む…今週の両重賞は、ともに本命馬はよく頑張ってくれたと思います。少々狙い過ぎかな?と思いながらの指名ではありましたが、それなりに見るところはありましたから、個人的には納得しています。もちろん、ご参考いただいた方のお役に立てなかったことは反省しなければなりません。申し訳なかったです。

そもそも、今週は個人的な馬券もサッパリ。久々に完敗だったなぁとガックリ肩を落とす週末となってしまいました。何て言うんですかね、歯車が噛み合っていない狙いが多かった印象でした。長く競馬をやっているとこんな週もあります。スパッと切り替えて来週に臨みたいと思います。

それでは、今週の2重賞の回顧を。

第21回函館スプリントS(GⅢ)

1着ガルボ
2着ローブティサージュ
3着クリスマス

ラップ:
11.9-10.8-11.1-11.4-11.3-12.0
時計:1.08.5

まあ、小回りで競馬をやる以上、こういうことも起こり得ますよね。見ての通り、1番人気ストレイトガールにとっては相当厳しい競馬になりました。結局、最後まで何もできずに終わったという感じ。直線半ばで前の馬に乗りかかるようなシーンがあり、そこで躓いた時点で鞍上はヤメており、着順をそのまま鵜呑みにする必要はないと思いますが、それにしても、あそこまで見事に押し込められてそのまま潰れるという競馬も珍しい。アンラッキーでしたね。


血統的には、マンハッタンカフェ、ウォーエンブレム、そしてバゴ(ここで来るか!?という感じ。あれだけプチ・ブレイクを指摘しながら…)。テーマとして設定した父Nダンサー系産駒は4、5、6着に並んで敗れました。

勝ち馬の母父がニジンスキー系ジェネラス、2着馬の母父がサドラー系シングスピールで、ともに洋芝を得意とする欧州血統。特にガルボは、デビュー当初に札幌で連敗して以来の北海道シリーズ参戦。血統のみならず馬キャラ的にも、いかにも重たい洋芝でパフォーマンスを上げる下地はあったと思います。2着ローブティサージュと3着クリスマスに関しては、既に洋芝適性が証明されていた2頭。改めて特殊な馬場では適性の重要性が高まることが分かります。


ただ、このレースに関しては血統云々というより、やはりレースそのものの“アヤ”が大きかったと思いますよ。ストレイトガール以外にも内で窮屈だった馬は何頭かいましたし、その内ラチ沿いの大渋滞を回避して外から伸びた馬に対して、どんな評価するか?ということは、もう少しレースを精査する必要があると思います。


第19回ユニコーンS(GⅢ)

1着レッドアルヴィス
2着コーリンベリー
3着バンズーム

ラップ:
12.1-10.8-11.5-12.2-12.9-12.1-11.9-12.5
時計:1.36.0

こちらも函館スプリントSと同じく、断然の1番人気馬が圏外に飛びました。レース振りも似たような感じで、窮屈な内に入ってしまったがために、なかなか外に出せず…という内容でした。

ただ、こちらは必ずしも“レースのアヤ”に敗因は求められないかな?と思います。

ストームキャット系の恐ろしさを久しぶりに目の当りにしたなぁというのが第一感。敗因はレース展開ではななく、馬自身にあったんじゃないでしょうか。内の窮屈な位置にずっと置かれているうちに、馬がプッツンしてしまったかなと。最後も、詰まって脚を使えなかったというより、馬が走るのをヤメているように見えました。おそらく、脚は残っていたと思います(というより、残っていて当然ですよね)。しかし、馬がそれを使う気にならなかったというところでしょう。

一瞬、コテコテの米国血統である背景から、「早熟だったんじゃ?」という思いも頭をよぎりましたが、その判断は次走以降に持ち越した方がいいでしょう、まだそこまで言い切るのは危険です。ただ、ストームキャットの系統はこういう大ポカを常に覚悟しておかなければならない、非常に難儀な血統です。実際、このアジアエクスプレスと同じ他のヘニーヒューズ産駒の戦績を見てみてください。ヘニーハウンド、ケイアイレオーネ、サウンドボルケーノ。まあ大敗の多いこと多いこと。気性難の典型例のような馬ばかりです。

初芝でGⅠを制し、明らかに距離が長い皐月賞でも大健闘の6着。この血統にしては真面目な頑張り屋さんだなと思っていましたが、やはり、その本質はストームキャット系のそれだったようです。早熟かどうかではなく、燃え尽き系の方で今後の取り扱いは慎重に行った方がいいでしょうね。



最後に◎タガノエッヴィーバについて。よく走っていると思います。最後まで脚は延ばしていましたし、序盤の行きっぷりが悪く位置取りが下がってしまったことが直接の敗因ですが、そもそも時計がこの馬には速すぎたかもしれません。その意味では馬場悪化が痛恨でしたね。正直、天気予報と馬場に対して読みが甘かったです。これは反省点。もっとも、例年の傾向に従えば今年はこれしかいない状況でしたから、個人的には納得しています。

境和樹 単
複論



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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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