馬券ネオメソッド(レース回顧編)
血統傾向が活きたことが幸い
第50回小倉記念(GⅢ)
1着
サトノノブレス
2着
マーティンボロ
3着
メイショウナルト
ラップ:
12.4-11.0-11.3-12.8-12.5-11.9-12.1-12.0-11.4-12.4
時計:1.59.8
勝ったサトノノブレスは母父トニービンで、このレースにおける重要血統『グレイソヴリン系』を持っていましたから、血統傾向という視点で見れば、今年も何と言うことはない平穏決着だったということになります。3着メイショウナルトも父母父グレイソヴリン系に母母父ニジンスキー系保持馬。割り込んだ人気薄マーティンボロだけが血統的に無関係だったのは気になりますが、だいたい過去の血統傾向通りの決着だったと言えます。来年以降も、『小倉記念はグレイソヴリン系、ニジンスキー系内包』をテーマに考えてよさそうですね。
ちなみに、当初は◎サトノノブレスも考えましたが、やはり買う価値のある馬だとは思えませんでした。予想コラムでも指摘したとおり、得られるリターンを考えた場合、どうしてもリスクが勝ってしまいますからね。連系の馬券を買う方ならまだしも、穴馬の単複という私のスタンスからは、なかなか手が出ないところです。私の理論で2着マーティンボロを拾うことはできませんから、この結果には素直に負けを認めざるを得ませんね。血統傾向が来年にも繋がったということが不幸中の幸いだったと割り切ることにします。
第6回レパードS(GⅢ)
1着
アジアエクスプレス
2着
クライスマイル
3着
ランウェイワルツ
ラップ:
12.6-10.6-12.8-13.2-12.7-12.7-12.3-11.5-12.0
時計:1.50.4
過去の傾向から見出した血統傾向に沿った本命馬だったとはいえ、自分の中で禁断の一手だったこともあり、何とか結果を出して欲しかったノースショアビーチですが、残念な結果になってしまいました。
反省材料は、とにかくオッズ的に何ら妙味のないこの馬に本命を打ってしまったこと。これをやるなら、先述小倉記念において素直にサトノノブレスに◎を打たなければ支離滅裂です。向こうのサトノ同様、このノースショアもリターンを考えれば減点材料を探すべき存在ですから。この一貫性のない予想は大いに反省です。
※ちなみに、なぜ“禁断の一手”だったかについては言及しません。深く追求しないでいただけると助かります。
勝ったアジアエクスプレスに関しては、前走ユニコーンSの回顧コラムでこう書きました。抜粋します。
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コテコテの米国血統である背景から、「早熟だったんじゃ?」という思いも頭をよぎりましたが、その判断は次走以降に持ち越した方がいいでしょう、まだそこまで言い切るのは危険です。ただ、ストームキャットの系統はこういう大ポカを常に覚悟しておかなければならない、非常に難儀な血統です。
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やはり早熟ではなかったようですが、あれだけの大ポカをやってのけた後、平然と強い勝ち方(3-3-3-2の位置取りで上がり最速。ラップ推移も綺麗ですし、内容的には強いと言えます)をするあたり、さすがはストームキャット。こういう掴みどころのないところが、同系統の魅力であり難儀なところです。
もっとも、この馬が1番人気ですからね~。改めて競馬ファンのレベルの高さには目を見張ります。決して皮肉ではなく、買いづらかったと思うんですよ、結構。実際、前走で先着を許した馬が3頭いるわけですからね。個人的には、このレースで一番の驚きでした。
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