馬券ネオメソッド(レース回顧編)
ダンスインザダークの傑作!?
第59回京成杯オータムH(GⅢ)
1着
クラレント
2着
ブレイズアトレイル
3着
ミトラ
ラップ:
12.8-10.9-12.2-12.1-11.9-11.1-10.7-11.6
時計:1.33.3
クラレントが関屋記念に続いて新潟マイル重賞連覇。今年は変則開催だったため、過去の結果を参照できず、少ないヒントの中での戦いとなりましたが、最重視すべきポイントは、同じ条件で行われた直近の重賞にあったようです。
それでも、関屋記念と京成杯AHは馬場も流れも全く違うものでしたから、同時制覇のクラレントは立派な勝利だったと思います。
関屋記念
12.6-10.9-11.4-11.6-11.6-11.5-10.8-12.1 34.9-34.4
京成杯AH
12.8-10.9-12.2-12.1-11.9-11.1-10.7-11.6 35.9-33.4
関屋記念は前半から比較的速いラップで流れた平坦性の強い流れ。それに対して、今回の京成杯AHは前半スローで流れて上がりが速くなる流れ。ちょうど、前後半の3Fの数字を比較してもらえると、両レースの差異が分かりやすいと思います。
この異質の流れを、関屋記念は中団から、今回は先行策からそれぞれ勝ち切っている点がポイント。この自在性がクラレントの最大のウリと言えるでしょう。
本来、ダンスインザダーク産駒は、器用さに欠けるため勝ち切れない馬が多いのですが、この馬はそんな面が少ないですね。その意味ではダンス産駒らしくありません。
しかし、これまで23戦してメンバー最速の上がりを使ったのはデビュー戦のみ。この馬より速く上がってこられる馬はたくさんいるものの、レース運びの巧みさと持続力で結果を出している。そんな面はダンス産駒らしいと言えます。
ダンス産駒らしからぬ面と、ダンス産駒らしい面を両方持ち合わせている稀有な存在。ある意味でダンスインザダークの傑作と言えるかもしれませんね。
また、驚いたのは3着ミトラです。東京芝1400mでレコード勝ちできるくらいの馬ですから、本質的には時計の速い、平坦性の強いダラダラとした流れに強いというイメージを持っていたので、今回の流れで上位入線するとは……。関屋記念の方がどちらかと言えばこの馬向きだと思っていたので、これは馬キャラのイメージを改めなければいけないかもしれません。
期待した◎ショウナンアチーヴは全く伸びず11着。着差は0.7秒とそう大きく負けているわけではありませんが、直線の入り口でもう手応えが怪しかったですからね、これはもう完敗としか言えません。斤量差は間接的に敗因のひとつにはなるかもしれませんが、本質的な敗因ではないでしょう。感触のある本命馬だっただけに、ショックは大きいです。
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