馬券ネオメソッド(レース回顧編)
来年以降が勝負ドコロ?
第66回朝日杯フューチュリティS(GⅠ)
1着
ダノンプラチナ
2着
アルマワイオリ
3着
クラリティスカイ
ラップ:
11.9-11.0-12.0-12.4-12.5-12.2-11.3-12.6
時計:1.35.9
終わってみれば、メンバー唯一のディープインパクト産駒であるダノンプラチナが勝利。昨年の阪神JFもハープスターが唯一のディープ産駒という状況で連対を果しましたが、今年も、先週のショウナンアデラに続き2歳GⅠで同様の事態が起こったことになります。これを持っていよいよ、来年の両レースでもディープ産駒の取捨がクローズアップされることでしょう。
ただ、先週のショウナンアデラと今週のダノンプラチナが、ともに母系にダートっぽい馬力血統を持っていたこと、昨年のハープスターが1400m巧者のファルブラヴを母父に持っていたことから、共通項としては『ディープ×持続力血統』というのが、この両GⅠにおける血統セオリーになったということだと思います。阪神マイルのドル箱血統である『母父カーリアン』との絡みが難しいところですが、基本的にはディープが勝ったことはもちろん、その母系にも注目するべきでしょう。現時点では何とも言えませんが、来年以降、ディープ産駒が複数頭出走してきたときが本当の勝負ドコロだと思いますね。
その背景として、上位馬に1400mっぽさという要素がちゃんと存在していたという事実があります。
2着アルマワイオリは1400m実績馬でしたし、3着クラリティスカイは阪神JFの注目血統であるクロフネ産駒。大枠では阪神芝1600m重賞のアプローチ方法で導かれる範囲の決着だったわけです。
『とりあえず、ディープ買っとけばいいんでしょ?』と、今年の結果から来年の阪神JF、朝日杯FSは血統的に簡単なレースと位置付けられる可能性があります。だからこそ、個人的には複数頭の産駒が出走してくることを期待したいです。昨年のハープスターから続いた、『ディープの1400配合』という真のテーマがそこで証明されると思います。
とりあえず、年が明けたところのアーリントンC、チューリップ賞あたりで実践例を重ねられればいいですね。
本命に期待したナヴィオンについて。
レース後の騎手コメントによれば、『可哀想なくらいノメっていた』とのこと。血統的にはこなせる下地があったと思いますが、実戦するとなるとそう簡単ではないのが競馬の難しいところです。
最後に余談を。
ナヴィオンの予想コラムの中で、母父ラストタイクーンの阪神マイル適性について言及しましたが、それを見た某スタッフから『古いっすね~』というコメントをもらいました。まあ、後押し的な材料だと思って付け加えただけなので、あくまで補助事実としての強調点でしたが、終わってみれば2着アルマワイオリの祖母は、かつての阪神JF(当時は阪神3歳牝馬S)の勝ち馬スエヒロジョウオーでした。古い話もあながち捨てたもんじゃありませんね。
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