馬券ネオメソッド(レース回顧編)
ディープという種牡馬
第49回共同通信杯(GⅢ)
1着
◎リアルスティール
2着
ドゥラメンテ
3着
アンビシャス
ラップ:
12.7-11.1-11.4-12.2-12.6-12.6-11.8-11.0-11.7
時計:1.47.1
一応、勝ち馬リアルスティールを指名できたことは幸運でしたが、レースの流れ自体は想定していたものとは違っていますし、マグレ当たりですね。
ただ、これだけキンカメの嵐が吹きすさぶ中で、キッチリ持って行くあたりはディープインパクトらしいところ。改めて、この種牡馬の反骨精神には頭が下がります。同時に、こういう狙い方を徹底していったらいいのかもしれないと思わされます。
予想コラムをご覧になった方の中には、「ちょっと無理があるのでは?」と感じた方もいらっしゃったかもしれません。たしかに、今回の論理立てに少々強引な部分があったことは否定しません。ただ、個人的にはディープの本質は何度も言っている『逆境に強い』というところにあると思っています。そして、これがディープで穴馬券を獲るメソッドだとも考えています。今回のリアルスティールがもう少し気の利いた穴馬ならもう少し説得力もあったのでしょうが、こういうところがディープインパクトのディープインパクトたる所以なのではないでしょうか。
現状、『逆境』の部分が感覚的な側面を帯びすぎていて、どうも抽象的な話しかできないのですが、もう少しブラッシュアップして、きちんとご納得いただける論理構成を組めればと思います。
また、来年以降に繋がる血統ポイントとして、『母父ストームキャット』が好走してくれたことに着目しなければなりません。この系統が来年の予想では主力を形成することになるでしょう。
続いて、一切触れませんでしたが京都記念についても。
こちらは恐るべきキングカメハメハという結果でしたね。今開催の京都コースは、本当にキンカメがよく走ります。このレースでも人気のディープを封じてワンツー。強烈ですね。ちなみに、この開催は目立たないところで『ダンスインザダークの血』も利いています。ラブリーデイは母父ダンスインザダークが最後のひと押しだったかなと感じています。
キズナとハープスターに関しては、複雑なところですよね。競馬の興行という側面からすると、スッキリ一騎打ちになった方が盛り上がったんでしょうが、反面、これも競馬だという事実もあります。
2頭の巻き返しに関してですが、先ほどのディープ理論(?)にしたがえば、連敗で後が無くなったハープスターが『逆境』に立たされた感じで、人気落ちなら反発しそうな匂いはしますが、どうも札幌記念から一連の競馬にチグハグ感が否めません。札幌記念で機動力を見せたのに、凱旋門賞では大味な直一気。JCで不利を受けて、今度は正攻法の中団待機。方向性が定まっていないというか、雑な表現をすれば“何をしたいのか分からない”んですよね。なんとなく時間が掛かりそうな印象も。
まあ、そう思わせて……がディープの真骨頂なのかもしれませんが。
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