馬券ネオメソッド(レース回顧編)
傾向自体は来年も使えるでしょう
待望の新刊!境和樹の【単複論! 実践編】 が3月7日に発売
第89回中山記念(GⅡ)
1着
ヌーヴォレコルト
2着
◎ロゴタイプ
3着
ステファノス
ラップ:
13.1-12.2-12.2-12.3-12.1-12.3-12.2-11.7-12.2
時計:1.50.3
ロゴタイプに関しては、このレースの傾向を全て満たす存在として、満足できる成果を出してくれたと思います。最後は勝負のアヤというか、早めに先頭に立たされてしまったことや、上手く内が開いてしまったことなどの要因があるので仕方ありません。間違っても能力や適性で劣ったわけではないです。
結局、このロゴタイプの連続好走によって、中山記念が持つ特殊性とそれに伴うリピーター性はより鮮明になりました。この上位3頭の中に来年の本命馬がいるのでしょうか?
まあ、来年の話はひとまず置いておくとして、3着ステファノスは額面以上に優秀な内容だったと言えます。東京のマイル戦で上がり32.9秒の脚を使って差し切った馬が、まさかこの舞台でここまで走るとは思ってもいませんでした。ディープ×クロフネという血統面も含めて、まったくダメだろうと考えていたので、この結果に一番ビックリしました。おそらく適性はズレていたはずなので、これはもう能力と言っていいでしょうね。ここにきてグンと力を付けている可能性があります。次走以降が楽しみな存在です。
1番人気で敗れたイスラボニータは、完全に適性ズレですね。どちらかと言うと軽い上がり勝負に強いタイプですし、そもそも、今は短距離とか使ってみた方が面白いような気がします。もう時間がないのが惜しまれますが、一度マイル戦を使うなりして、そこから1200mとかにスライドしていったら理想的でしたね。言い方は悪いですが、中途半端に王道路線で成功してしまったことが逆に大成を遅らせてしまうのではないでしょうか。皮肉な話です。
正直、このレースに関しては選択自体が失敗だったと思います。そもそも、ロゴタイプが私の購入レンジに入るとはとても思えませんでしたし、それどころか、私がいつも言うところの「リスクとリターンのバランスが取れていない馬」でした。予想のみならず、穴馬の単複という馬券理論も提唱している人間として、こういうレースは買わないレースとしてスルー、もっと馬券を買う価値のあるレースを取り上げなければいけませんね。なかなか難しい部分もあるのですが、反省の残る週末でした。
と、情けない泣き言を言った後で恐縮ですが、
新刊が出ます!
『単複論 実践編』
詳細は、このコラムの上部あたりに張り出されているかと思いますので、そちらをご確認いただければ幸いです。
前作を総論とするならば、今回は各論。皆様の競馬ライフに何かヒントを与えることができれば、これ以上の喜びはありません。
是非、お手に取ってください!
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