馬券ネオメソッド(レース回顧編)
弥生賞回顧
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第52回弥生賞(GⅡ)
1着
サトノクラウン
2着
◎ブライトエンブレム
3着
タガノエスプレッソ
ラップ:
12.5-11.4-12.3-12.4-12.7-12.0-12.1-12.1-11.9-12.4
時計:2.01.8
15年 12.5-11.4-12.3-12.4-12.7-12.0-12.1-12.1-11.9-12.4 61.3-60.5
14年 12.4-11.0-12.2-12.8-12.8-11.9-11.9-12.3-11.9-12.2 61.2-60.2
13年 12.9-11.4-12.2-12.4-12.7-12.5-11.7-11.6-11.4-12.2 61.6-59.4
~
12年 12.5-11.0-12.7-13.5-13.4-13.1-12.3-11.9-11.5-12.0 63.1-60.8
11年 12.8-11.3-12.2-12.8-12.6-12.4-12.2-11.8-11.2-11.7 61.7-59.3
10年 12.8-11.6-12.7-13.5-13.0-13.0-12.7-12.5-12.1-12.2 63.6-62.5
09年 12.4-11.3-12.2-13.0-13.1-13.0-12.7-12.2-11.5-12.1 62.0-61.5
08年 12.2-11.5-12.4-12.8-12.9-12.5-12.3-11.7-11.3-12.2 61.8-60.0
流れは想定していた通り。やはり弥生賞というレースは確実に変容を遂げているようですね。最近の傾向として、有力2歳馬のデビューが前倒しになっていますが、その辺りも影響しているのかもしれません(以前に比べて各馬の完成度が高まっている結果、キツいレースをさせやすくなっている)。おそらく、今後も弥生賞というレースは、中盤からグンとラップが早くなる持続力比べになると考えておいた方がいいでしょう。そして、その持続力の中身はスタミナよりも馬力です。
その流れを最も味方に付けられる馬だと判断したブライトエンブレムは2着。ちょっと大味な競馬でしたが、あの位置から連絡みまで果せたのは、ひとえにこの馬の流れと馬場に対する適性があったからこそでしょう。勝ってくれれば言うことなしでしたが、想定通りの流れになって想定していた馬が来てくれたことで、一定以上の満足は得られました。
勝ったサトノクラウンに関しては、正直、イメージが湧きづらいですね。マルジュ産駒なのでおそらくマイル適性が高いタイプだと思いますが、この流れで来ている以上は、やはりダート的な馬力なのかなぁ……と思ってしまいます。いずれにしても、このタイトな流れを正攻法の競馬で勝ち切っているわけですから、評価しないわけにはいかないでしょうね。本番の皐月賞はどうかと思いますが、この先はまた重賞戦線を賑わすことがあるのではないでしょうか。
驚いたのは3着タガノエスプレッソです。ブラックタイドにキンカメですから、大枠の大枠としてダート的馬力を評価することもできないことはないと思いますが、何よりも実績がマイルに集中していましたからね。この実績と血統をあわせると、やはり『旧型の弥生賞で穴を開けるタイプ』に分類してしまう馬です。それが、ロスなく運んでスキを突いたとはいえ、馬券になるとは……。能力自体は未勝利時代から評価していた馬で、人気がなさすぎたとは思いますが、個人的にはこの馬の好走が今年の弥生賞一番の驚きでした。
シャイニングレイはほぼ無抵抗の失速。負け過ぎです。後で知ったことなのですが(それはそれで問題なのですが 苦笑)、ホープフルSの賞金って6500万円もあるんですね。“金持ちケンカせず”という言葉がありますが、このレースで遮二無二頑張る必要のない立場だったということが影響したのでしょうか?少なくとも、皐月賞向きの血統ではないので、今後は一転して苦しい立場になりそうな気がします。
ちなみに、ディープ×クロフネという配合は、京都芝1800mの黄金配合です。この条件は重賞レースがないので(きさらぎ賞は既に終了)、この馬が出走するケースはないかもしれませんが、これを機会に覚えておいていただけると、どこかで役立つかもしれません。
今週は、単行本『単複論 実践編』の発売当週だったこともあり、いつにも増して気合が入っていたわけですが、ひとまず最低ラインのお仕事はできたかな?と思います。ホッとしました。
その『単複論 実践編』、既に多くの方に読んでいただいているようです。本当にありがとうございます。たくさんのメッセージもツイッターその他に頂戴いたしますた。励みになります。
『単複論 実践編』が、皆様の競馬ライフにとって、何かのヒントになれば幸いです。
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