馬券ネオメソッド(レース回顧編)
フィリーズR回顧
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第49回フィリーズレビュー(GⅡ)
1着
クイーンズリング
2着
ペルフィカ
3着
ムーンエクスプレス
ラップ:
12.2-11.0-11.5-12.0-11.7-11.8-12.3
時計:1.22.5
流れ的にはもう少し先行馬が粘っても不思議ないレースじゃないですかね。昨年、ベルカントが勝った時が11.9-10.9-11.8-12.1-11.7-11.4-12.5という流れで逃げ、先行馬が上位を独占。多少、それより時計が掛かる馬場だったことは確かですが、それでももう少し頑張れた印象。3着ムーンエクスプレスが位置取りを見ると強い競馬(差し馬殺到の中で2-2の通過順で3着)をしているようにも見えますが、この馬で普通くらいの評価だと思います。
勝ったクイーンズリングは2着馬とは内外の差がかなり大きいですから、着差以上に差はあると思います。ただ、20キロ減でトライアルを使わざるを得なかった点は本番に向けて厳しいところですね。今後、どうケアするかというより、この状態で走ったこと自体が既に問題なので、個人的には評価を下げた方がいい気がします。
まあ、ここまで努めて淡々と書き連ねてきましたが、内心はかなりショックですね。7番人気2着ペルフィカが母父ボールドルーラー系スカイメサ。この一事を持って『傾向は維持された』と言うのはやはり少し無理筋。今年に関しては例年の傾向が全く当て嵌まりませんでした。サンデー系の差し馬に速い上がりで上位を独占されているわけですから、ぐうの音も出ない完敗です。
悔しいですね、フィリーズレビューのダート型米国血統の法則は、鉄板傾向だと思っているので。候補馬の中から違う馬に勝たれるシーンはある程度想像していましたが、まさかこの2頭に来られるとは……という感じです。う~んショック。この結果を受けて来年以降の攻め方を変える気はありませんが、このレースで完敗の気分を味わったのはこれが初めてです。ご参考いただいた方、お役に立てず申し訳ありませんでした。
ちなみに、見せ場十分の4着だったスマートプラネットには少し注目。いかにもなタイプだとは思っていましたが、この馬はファルブラヴ産駒。ファルブラヴはこのレースと非常に相性が良いんです。09年の勝ち馬ワンカラット、12年の勝ち馬アイムユアーズ、11年の2着馬スピードリッパーと、既に3度馬券になっており、今回のスマートプラネットが人気を大きく上回る僅差4着。改めて適性の高さを実証しました。これは来年以降に向けて押さえておきたいところです。
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