馬券ネオメソッド(レース回顧編)
ダービー卿CT回顧
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第47回ダービー卿CT(GⅢ)
1着
モーリス
2着
クラリティシチー
3着
インパルスヒーロー
ラップ:
12.3-11.5-11.8-11.1-11.3-11.6-11.7-10.9
時計:1.32.2
先週から超が付くくらい高速化している中山芝コース。その馬場差を考えれば1.32.2秒という勝ち時計自体は特筆するほどのものではありません(雨の影響は最小限に済んだと見ています)が、それにしてもモーリスの破壊力は大したものですね。これは素直に感服せざるを得ません。
種牡馬スクリーンヒーローは、シンザン記念を勝ったグァンチャーレや未完の大器オーシャンヒーローなど、この馬も含めてマイル戦線で活躍する産駒が多いものの、菊花賞3着馬ゴールドアクターやデビュー3戦目でレパードS2着したクライスマイルといった、全く毛色の違う条件でも好走馬を出しており、地味ながらその多様性は特筆ものだと思います。また、モーリスやグァンチャーレのような直線スピードに長けた差し馬もいる一方、オーシャンヒーローやプロトコルなどはガンガン行く前向きさとスピードを持ったタイプ。馬自身のキャラクターがバリエーションに富んでいる点も注目です。なかなか面白い血統です。
本命に推したブレイズアトレイルは物足りない競馬でしたね。直線入り口で狭いところに入って追い出しを待たされていますが、それで脚が溜まっていると思いますし、外差しの流れの中で通ったコースも悪かったですが、それを差し引いてももう少し走れてよかったでしょう。若干位置取りが中途半端になったかな? 上位馬とは差を感じる内容に終わってしまいました。
それにしてもこの馬、いつから差し馬になったんでしょうか? 実は勝っているレースは全て先行~好位なんですけどね。レースレベルが上がって行けなくなっているわけでもなさそうなので、少し腑に落ちないところはあります。
血統傾向に関しては、一応ロベルト系が来ていますし、9番人気3着インパルスヒーローがクロフネ産駒。大きくはズレていなかったかなとは思います。来年以降も継続で問題ないと現時点では判断しています。
それにしても、なぜクロフネ産駒インパルスヒーローを候補馬にいれなかったんだろう? 実はこの原稿を書いている最中も、てっきり入れたと思い込んで書き進めていたくらいで、指摘しなかったことが本当に申し訳ない限りです。ましてや、中央で初めてダート重賞を勝った翌週ですからね。こういうエラーはいけません。来週以降、十分に注意したいと思います。
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