馬券ネオメソッド(レース回顧編)
オークスの回顧
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第76回オークス(GⅠ)
1着
ミッキークイーン
2着
ルージュバック
3着
クルミナル
ラップ:
12.5-10.6-12.5-13.0-12.7-12.6-12.5-11.9-11.9-11.3-11.6-11.9
時計:2.25.0
血統的な強調点は勝ち馬ミッキークイーンが母父ヌレイエフだったということ。オークス固有の血統傾向としては、やはりこれなんですね、『ヌレイエフ系保持、内包』。来年からは重要度を上げて考えなければいけません。
それにしても、最終的には3番人気になりましたが、当日午前中くらいまでの売れなさっぷりには驚きましたね。てっきり1番人気だと思っており、その時点で私の射程圏ではないと判断していただけに、背筋が凍りましたね。もっとも、このあたりのオッズ読みも最近の課題なので、その甘さを恥じなければいけないんですが。
2着ルージュバックは、結果的に桜花賞が全てだったということでしょう。あの敗戦があったがゆえに、今回は逆に強気に乗りすぎたわけですよね。このあたりの勝負のからくりは本当に面白いものだと思います。結果はどうあれ、もし桜花賞が納得できる競馬だったら……といったところでした。
この馬に関しては、桜花賞においては危険な人気馬だったと思います。特に目立った裏付けがあったわけでなく、圧倒的に楽をしすぎていましたから。経験値が明らかに不足していることは明らかであり、実際にそのツケが回ったわけですが、地力の高さを信じる方にとっては、その経験値不足を桜花賞で補った今回は見限るわけにはいかないという結論になったのでしょう。勝ち負けに関しては展開のアヤというか、マークする側とされる側の差だと思いますので、ひとまず面目躍如といったところですね。個人的には、今が天井な気はしますが、そう思うがゆえに、今後の成長曲線がどうなるのかには素直に興味が湧きます。
期待したココロノアイに関しては、終わった後に言うことでもありませんが、時計の裏付けがない点が響きました。結果的には何もできずに終わってしまいました。あとはスタートの課題は考えていた以上に大きかったです。
ディープとマンカフェ産駒が交互に入り、上位を占めた今年のオークス。今開催の東京芝は、ステイゴールド、シンボリクリスエス、サドラーズウェルズの3本が支配的な位置を占めているだけに、この結果はショッキングなものでした。重賞においては直近のバイアスよりもレース固有のバイアスを重視すべきというのが私のスタンスなので、この結果自体は起こり得ることなのですが、さすがにここまでハッキリさせられるとね。
サンデー系×ダンチヒ系についての回顧もしておきます。
一応、該当馬のアースライズが13番人気で4着。離されてはいますが人気以上の走りを見せたことで、首の皮一枚繋がったかなとは思っています。
ただ、あまりこれに縛られすぎるのも違うのかなぁという気はしてきました。成功体験から抜け出すことはなかなか難しいのですが、あくまで候補馬を選ぶ際の要素のひとつという位置付けが妥当なんだと思います。
そう、候補馬を選ぶ際の基準という感覚。これは忘れてしまいがち。
私が予想の際に挙げているテーマは、それぞれが候補馬を選ぶ際の基準であって、全てを満たしてればより強力になるというわけではありません。自分でもここは結構忘れてしまう(どうしても複数のテーマを同時に満たす馬を選んでしまいがち)ところなのですが、今回、改めてそんなことを思い直しました。
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