馬券ネオメソッド(レース回顧編)
安田記念の回顧
第32回エプソムC(GⅢ)
1着
エイシンヒカリ
2着
サトノアラジン
3着
ディサイファ
ラップ:
12.9-11.3-11.4-11.9-11.7-11.6-11.2-11.2-12.2
時計:1.45.4
母父ストームキャットのワンツー、ディープ産駒の1~3着独占。
う~ん、そうですね~。一応、『エプソムCにおける血統の同時性』というテーマは改めて実証されたと言っていいのでしょうか?
とはいえ、今年に関しては上位馬がシッカリしすぎていましたね。おそらくですが、ストームキャットの同時性からエイシンヒカリとサトノアラジンがワンツーを決めたというわけではないでしょう。この2頭の力が抜けていて、すぐそこまで接近する2番手グループだったディサイファとフルーキーが3、4着した。つまり、極めて力通りの決着だったという見方の方が素直で正解に近いと思います。
もっとも、母父ストームキャットがワンツーを決めていることは紛れもない事実であり、ディープ産駒が1~3着を独占したことも事実。またひとつ、エプソムCにおいて血統の同時性が起こったことは間違いのないことです。来年以降もこの考え方は使えると思います。
一方のマーメイドSについても少し触れておきます。
母父トニービンのシャトーブランシュが勝ち、スタミナに秀でたネヴァーベンド系を母父に持つパワースポットが3着。こちらも予想テーマに挙げた『母父に長距離血統』を満たす馬が好走しました。私が引き間違えただけです。ツイッターでも少し申し上げたことですが、個人的にシャトーブランシュってどうも相性が悪いんですよね。
◎をイリュミナンスにしたことについて特に後悔はありませんが、ひとつ突っ込みが甘かったかな?と思う点は、この馬が愛知杯で凡走したということ、これをもう少し重く見なければいけなかったかもしれません。今回、同じ舞台で行われた鳴尾記念でフラガラッハが人気薄好走したことを強調点と考えましたが、愛知杯の敗戦から、兄に近い適性を持っているわけではない可能性をもっと考えるべきでした。フラガラッハといえば、まずは思い浮かぶ中京適性の高さ。であれば、愛知杯で好走してこそ、兄の適性をイリュミナンスの加点材料として取り上げられたのかもしれません。
もっとも、このあたりをあまり厳密にしすぎると買える馬がいなくなってしまうので、さじ加減は難しいのですが、今回に関しては第一感で、そう感じました。
それでも父マンハッタンカフェを含めて加点材料は十分だったと思いますし、やはりどこに転んでもこの馬を選択しますけどね。
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