馬券ネオメソッド(レース回顧編)
ダブル重賞の回顧
第20回ユニコーンS(GⅢ)
1着
ノンコノユメ
2着
ノボバカラ
3着
アルタイル
ラップ:
12.4-10.8-11.3-12.3-12.1-12.1-12.1-12.8
時計:1.35.9
9番人気2着ノボバカラがサンデー×ノーザンダンサーという配合の馬。今年も好相性配合が火を吹きました。極めてメジャーな配合であることから、該当馬が多い中から何か来ているのだろうと思ってしまうところですが、実際は予想コラムで指摘したとおり、そう多くはない該当馬での好成績。今年も父ノーザンダンサー系×母父サンデー系を含めても16頭中4頭のみ。本質的にこのレースと相性が良いことは疑いありません。
結果的にはその4頭の中から正解を引けなかったわけですが、『サンデー系×ノーザンダンサー系』は安定感がウリと説明していました。これは、逆の言い方をすれば「人気馬の好走が多く、穴馬の激走は期待値が薄い」という意味でもありました。その点では引き間違えというよりは、完全に使用方法を誤ったという印象。来年からは、このノボバカラの好走を受けて単純な『サンデー系×ノーザンダンサー系』という配合の相性の良さのみを強調するようにしたいと思います。
期待したラインルーフは、内枠が痛恨でしたかね。鞍上がどうこうと言うのではなく、元々反応の悪い馬で追っ付けどおしになるタイプなので、外目を回った方がスムーズな競馬ができたのかもしれません。分かっていて行ったわけですから後悔はありませんが、少し物足りない結果になってしまいました。
断然人気で敗れたゴールデンバローズについては、動画の最後にポツリと呟いたとおりです。血統的に完成の早い面が感じられる馬で、デビュー当初のパフォーマンスの高さが、より一層、この馬の高い完成度(思い切って早熟性と言ってもいいかもしれません)を強調していたと思います。もう既に天井を見せている馬~もちろん、高いレベルの天井ですが~であり、時間が過ぎれば過ぎるほど過信できない存在になることは明白だったと感じています。
第22回函館スプリントS(GⅢ)
1着
ティーハーフ
2着
アースソニック
3着
レンイングランド
ラップ:
11.7-10.3-11.0-11.6-11.8-11.9
時計:1.08.3
一言、来年から予想テーマを元に戻します。欧州血統の重要性を否定はしませんが、やはりこのレースは「父ノーザンダンサー系」を徹底的に狙った方が期待値の高いレースのようです。人気薄のクロフネ産駒が2頭も馬券に絡んでいながら、カスリもしなかったとはショックを隠しきれません。しかも、そのうちの1頭は昨年の本命馬じゃないですか……。呆れて言葉も出ません。
ティーハーフは良い競馬をしましたね。スプリンターズSと函館スプリントSは互換性が強いレースなので、これは主役候補、というより勝つんじゃないですかね。少し尚早かもしれませんし、オッズの問題があるので本命にするとは断言しませんが、かなり有力だと思います。できれば直行とかして少しでも票を割ってもらいたいものです。
アンバルブライベンも悪くありません。踏ん張りは最強。スプリンターズSは逃げ馬が穴を開けるのが伝統ですので、その視点からするとこの馬が有力ということになるでしょう。
秋のGⅠに向けて、結構意義のあるレースだったんじゃないかと思います。
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