馬券ネオメソッド(レース回顧編)
関屋記念の回顧
第50回関屋記念(GⅢ)
1着
レッドアリオン
2着
マジェスティハーツ
3着
ヤングマンパワー
ラップ:
13.2-11.5-11.7-11.5-11.4-11.2-10.7-11.4
時計:1.32.6
前後半の半マイルが47.9-44.7秒。レースの上がりが33.3秒で、1着からシンガリまでの着差が0.6秒。いわゆる団子状態から前にいた馬が緩ペースを利して残り、一番切れる脚を使ったマジェスティハーツが割って入ったというレース。もう1回同じメンバーでやったら違う結果になるだろうなぁという、いわゆる展開の妙が勝敗を分けた一戦だったと思います。
結果的には鞍上がいかに思い切れたか、それが勝負の分かれ目になったわけですが、勝った川須騎手はもちろん、個人的には3着ヤングマンパワーの松岡騎手の好騎乗、好判断が印象に残りました。そうです、『先行できるダンチヒ系』、この関屋記念の血統テーマを満たす騎乗だったからです。本人はおそらくそんなことを意識してはいなかったと思いますが、このレースで来るダンチヒ系は『先行できる』という条件が付きます。裏を返せば、過去の傾向上、先行したダンチヒ系保持馬は相当数馬券になっていたわけです。結果的にその傾向に嵌る騎乗、このあたりはフタを開けてみなければ分からない(特に乗り替わりのない継続騎乗だから尚更)ところなので、さすがにコレは事前には選べませんが、奇しくも、その思い切りのいい判断が、過去の血統傾向が活きるという結末に繋がりました。来年以降も『先行できるダンチヒ系』には要注意。
本命馬アルマディヴァンは僅かの差で4着。先週の小倉記念に続いての惜敗は心が折れかけるところですが、まあ頑張ってくれたと思いますよ。このペースですから、前が詰まったりするのは仕方ないですし、外に切り替えていたら絶望的ですからね。それにしても、混戦模様のオッズだったとはいえ、今回も8番人気。走っても走っても人気にならない馬というのはいるものですね。
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