馬券ネオメソッド(レース回顧編)
ダブル重賞の回顧
第63回神戸新聞杯
1着
リアファル
2着
リアルスティール
3着
トーセンバジル
ラップ:
12.6-11.1-12.8-12.9-13.0-13.1-12.7-12.4-12.0-11.0-11.4-11.7
時計:2.26.7
まず勝ったリアファルについて。これは侮れないと思います。戦前にも指摘したとおり、神戸新聞杯で前付けして圏内に残った馬は、本番でも好走することが多いですからね。たしかにペースが楽だったという見方はできますが、リアルスティール以下、差すべき馬はちゃんと差してきていますし、それを封じたという点は素直に評価したいところ。何よりも、力のある逃げ馬というのは立場的に有利なんですよ。潰しに行かなきゃいけないのは分かっていても、強い馬を自分で負かしに行くリスクは誰も犯したくないですから、その結果として『またかよ~』ということになりがち。しかも、物凄く単純な話として、古馬相手の準オープンを勝った実績のある、芝無敗馬。何も不満はないわけです。血統的にも父ゼンノロブロイに母父エルコンドルパサー、母母父にネヴァーベンド(これがさらに厄介!)。距離が延びても全く心配ないと思います。ダート中距離と芝長距離は意外に適性がリンクする場合も多いので、これまでの実績も後押し材料にすらなります。
個人的にこの馬から買うことはありません(さすがに次は人気でしょうからね)が、厄介な馬がいたもんだなぁと。
イメージ的には、本命に期待したバイガエシにこの競馬で権利を獲ってもらうと次も狙いたいところだったんですが。さすがに2勝馬じゃ出走自体が厳しいでしょうね。
もうひとつイメージ先行の話ですが、トーセンバジルは近親のトーセンジョーダンに似ていますね。チンタラしたペースだと本気を出せないタイプです。超ハイペースの中距離戦で大爆発しそうな予感。ちょうどトーセンジョーダンが勝った天皇賞・秋のようなレース。来年以降の話になると思いますが、覚えておきたいですね。
第61回オールカマー
1着
ショウナンパンドラ
2着
ヌーヴォレコルト
3着
ミトラ
ラップ:
12.5-10.9-12.4-12.4-12.6-12.6-11.9-11.7-11.4-11.7-11.8
時計:2.11.9
一言で表せば、上の2頭がかなり抜けていたレースだったということだと思います。
それと同時に、ショウナンパンドラは母母父のディクタスの血が相当利いているなぁという感想。かなりのスタミナを秘めている可能性が高く、次走は天皇賞・秋を予定しているそうですが、それよりもむしろ天皇賞・春の方が向いているかもしれません。この持続力ラップを外から差し切るのは結構骨が折れることなので。どうしても母父フレンチデピュティの名前が目に入ってしまっていましたが、今後は見方をかなり改めないといけないようです。
2着ヌーヴォレコルトは負けましたが、改めて機動力と器用さを持った良い馬だなと思いました。その分だけ、広いコースで行われるGⅠの舞台だとどうしても足りない印象。器用貧乏というか、今後も意外に苦戦してしまいそうです。
評価したいのはロゴタイプ。いかにもこの馬らしい競馬をして4着。距離が長かったようですね。ただ、改めて非根幹距離に対する抜群の適性を感じる競馬をしてくれました。マイル路線では違うと思うので、今後、適度に負け続けていただいて、来年の中山記念あたりで狙ってみたい馬です。まずはそこまで現役を続けてもらいたいものです。
待望の新刊!境和樹の【単複論! 実践編】 絶賛発売中!
『単複論!実践編』の購入はコチラ
▼境和樹への応援メッセージはコチラ▼
Mail:cheer@umasq.jp