馬券ネオメソッド(レース回顧編)
スプリンターズSの回顧
第49回スプリンターズS
1着
ストレイトガール
2着
サクラゴスペル
3着
ウキヨノカゼ
ラップ:
11.7-10.7-11.7-11.2-11.2-11.6
時計:1.08.1
サンデー系に軍配が上がりました。
馬場改修後にサンデー系が勢力を拡大していたことは予想コラムにて指摘していた通り。今回はその影響がモロに結果に反映されたということです。その傾向を掴みながら馬券的に成功できなかったことは残念ですが、このあたりが最近の私の流れの悪さなのかもしれませんね。勝ち馬ストレイトガールは、この開催の中山で猛威をふるっているフジキセキ、そしてタイキシャトルを両方持っている馬。馬場改修の影響、そして今の中山に最も合致していたのでしょう。人気的にこの馬から買うことはありませんが、血統的には納得の結果でした。
2着サクラゴスペルは成績が示す通りの中山芝1200巧者。この馬を稼ぎ頭にして、サクラプレジデントも同コース成績上々の種牡馬。一昨年のスプリンターズSが惨敗だったので、少し懐疑的に見ていた今回ですが、改めて振り返れば当時は初ブリンカーという特殊事情があったんですよね。馬具変更が裏目に出ただけと考えれば、人気落ちの今回は狙い頃だったかもしれません。サンデー系優勢の傾向変化を重視していれば、この馬は絶好球だったでしょう。
ウキヨノカゼはサンデー系ということに加え、スプリンターズSでたびたび穴を開ける『北海道シリーズの芝1200重賞好走馬』に該当していました。
期待したリッチタペストリーは見せ場だけ作ってくれましたが、何しろサンデー系にごっそり来られる結果ではハッキリ分が悪いというものです。明らかな血統適性ズレの負け方でした。一瞬力が入りましたが、残念な結果に終わりました。
この結果を受けて、来年以降のスプリンターズSはサンデー系の穴馬探しがメインポイントになるでしょう。もちろん、これから1年間でまた新たな傾向が出てくる可能性はありますが、反対の道筋を辿ってしまったとはいえ、予想コラムの段階である程度可能性を感じていた決着であり、『今年のレースを来年以降の指針にする』という裏テーマも掲げていましたから、そういう方針転換を行わなければいけません。
馬券的には残念でしたが、“ニュー・スプリンターズS”の骨格が見えたことは、来年以降の収穫になったと思っています。
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