馬券ネオメソッド(レース回顧編)
ジャパンカップの回顧
第35回ジャパンカップ
1着
ショウナンパンドラ
2着
ラストインパクト
3着
ラブリーデイ
ラップ:
12.7-10.8-11.7-12.1-12.0-12.3-12.6-12.7-12.5-11.8-11.5-12.0
時計:2.24.7
終わってみればディープインパクトという結末。
【JCとディープインパクト産駒】
14年 ③④⑤⑪⑮
6人気3着スピルバーグ
13年 ①②⑦
1人気1着ジェンティルドンナ
7人気2着デニムアンドルビー
12年 ①
3人気1着ジェンティルドンナ
これは予想コラムでも掲載した表ですが、ディープ産駒が初めてジャパンカップに出走したのが2012年。そこから毎年好走馬を送り込んでいることになり、今年もワンツー決着。ある程度予期できたことですが、改めてこの種牡馬の底力を見せられた思いです。ちなみに、この日の東京芝コースは、ディープの天敵であるステイゴールド絡みの血がやたらと来ており、その意味でも本番たるここだけ持って行く凄まじさを感じますね。
勝ったショウナンパンドラは、とにかくオールカマーのパフォーマンスがメチャクチャ高くて、個人的にはかなり評価していた1頭。非根幹距離であのパフォーマンスが出せたことから、密かに有馬記念で狙おうと思っていただけに、一回早く来てしまったのが残念でなりません。できれば5~6着くらいに負けてもらっていると、有馬記念が楽しみになったのですが……。まあ、強い馬が順当に結果を出したということだと個人的には思っています。それほど、オールカマーの走りは強かったと思っています。
このショウナンパンドラという馬は、母母父に眠っているディクタスの血が肝で、ここからスタミナ能力を受け継いでいるところがミソだと思うんですよね。決して瞬発力で勝負するタイプではなく、長く脚を使う競馬に適性が高いと見ています。
2着ラストインパクトは驚きの2着。通常、このジャパンカップではこの手の格下はかなり苦しいはずなんですけどね。まあ、ムーア騎手が絶妙なコース取りを見せたことが最大の好走要因でしょう。聞くところによると、本来は金鯱賞予定だったところ、ムーア騎手の側から働きかけて出走にこぎつけたそうです。それだけに、何とかしたいという思いがあったのでしょう。
ところで、ムーア騎手はこの日の芝コースで終始内にこだわる騎乗をしており、実際に結果も出していました。ジャパンカップでも同じイン突きで好結果。これをどう見るべきでしょうか。もちろん、直線であの場所を通るためにもっと前の段階(レース序中盤の位置取りその他)から準備をしていたのでしょうが、一番伸びると分かっているところを当たり前のように通させる側に問題はないのでしょうか? 私は馬乗りのプロではありませんので分かりませんが。
3着ラブリーデイはよく走っていると思います。そんなに負けているわけでもありませんし、特に悲観する必要はないのではないでしょうか。ちょうどパトロールビデオの映像を見ていて思ったのですが、ちょっと川田騎手がマークすべき相手を計りかねたところがあったかもしれません。ミッキークイーンの強襲を気にしている様子がありましたし、その間に内をムーア騎手が伸びてきたのが目に入り、そちらに照準を切り替えようとしたスキを池添騎手に突かれたという印象を受けました。これは川田騎手を非難しているわけではなく、それだけ難しいレース、実力差の少ないレースだったということです。こういうレースで人気を背負うのは損ですよね。
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