馬券ネオメソッド(レース回顧編)
チャンピオンズカップの回顧
第16回チャンピオンズカップ
1着
サンビスタ
2着
ノンコノユメ
3着
サウンドトゥルー
ラップ:
12.5-10.7-12.3-12.5-12.2-12.3-12.5-12.5-12.9
時計:1.50.4
さすがに勝ったサンビスタの父スズカマンボがキングマンボ系保持馬だったから来たとは言いませんが、2着ノンコノユメがフォーティナイナー・ライン保持馬だったことから、一応、血統的なテーマ自体はそうズレてはいなかったと思います。特にフォーティナイナー・ラインの重要性に関しては今後も考えなければいけないでしょうね。
レース自体を振り返ると、全体的に淀みのない流れになったことで、先行した組にはかなり厳しい競馬になりました。この流れを勝ちに動いて掲示板に踏ん張ったホッコータルマエはやはり強いなぁという印象。年齢的な面もありますから、今後は緩やかな下降線を辿ることになるとは思いますが、このレースに関しては素直に評価すべきだと思います。この馬は休み明けで走らなくても本番になるとキッチリ変わってくる非常に利口な馬ですね。
勝ったサンビスタは、レースの流れがドンピシャ嵌ったというところですが、その流れを味方に付けた鞍上の好プレーに加えて、この馬自身もかなり能力の高い馬だと改めて感じました。昨年のこのレースが0.4秒差4着、今年のフェブラリーSが7着とはいえ0.4秒差。終わってみれば過小評価されていたということだと思います。
ノンコノユメは道中で追走に窮するような場面も見られましたが、終いはちゃんと脚を使っていますし、やはり走りますね。前走後の回顧でこの馬の能力に関しては言及していた気がしますが、あとは成長力との戦いでしょう。なにしろトワイニング産駒ですからね~。これ以上突っ込むことは控えますが、個人的にはホッコータルマエのように長く頂点に君臨するタイプでもない気はしています。
サウンドトゥルーは難しい競馬を選択してしまいましたね。4角でノンコノユメの後ろを突くか、ロワジャルダンの後ろを突くか逡巡する場面があり、結果的にどちらも選べず大外まで持ち出したという感じ。このあたりは乗り役ではないので真意は分かりかねますが、そんな風に見えました。もちろん、これは鞍上を責めるものではなく、レースである以上仕方ないところ。勝つ馬は全てが上手く行っているものであり、逆に、負けた馬はほんの僅かのロスが致命傷になるものです。今後については、この馬自体、芝スタートだと出遅れることが多いので、川崎記念の方が良さそうかなと思います。あっ、別に東京大賞典という方針を否定するものではありませんよ。
ちなみに、これは完全に余談ですが、大野騎手=高木厩舎のコンビとしては、JBCでホワイトフーガがサンビスタをブッちぎっています。なかなか心中は複雑だったんではないでしょうか。
最後に、期待したコーリンベリーについて。距離の不安は承知していましたし、実際、明らかに距離の壁にブチ当たった結果。これに関しては反論の余地はありません。ただ、自ら見出した血統テーマにこれ以上の形で合致する馬はいなかったと思うので、納得はしています。
待望の新刊!境和樹の【単複論! 実践編】 絶賛発売中!
『単複論!実践編』の購入はコチラ
▼境和樹への応援メッセージはコチラ▼
Mail:cheer@umasq.jp