うまスクエア

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

朝日杯フューチュリティＳの回顧

第67回朝日杯フューチュリティＳ
１着リオンディーズ
２着エアスピネル
３着シャドウアプローチ

ラップ：
12.5-10.8-11.4-12.6-12.7-11.9-10.8-11.7
時計：1.34.4

これ、久しぶりにスターホースが誕生したんじゃないでしょうか。リオンディーズ、相当強い競馬をしていると思います。大外一気がほぼ届かなかった今日のトラックバイアスを考えれば、最後方から大外に回してアッサリ差し切った内容はかなり高く評価できると思います。血統的なバックボーンもシッカリしていますし、ひとまず来年の主役は間違いなさそうです。あとはとにかく無事に行って欲しい……。

２着エアスピネルは後続には決定的な差をつけていますし、これは相手が悪かったというしかないでしょうね。この馬もかなり走ると思います。
武豊騎手、残念でしたが、もう少しトップクラスにい続けて競馬を盛り上げてくださいという、競馬の神様の思し召しではないですかね。
そう思わせるほど、今週の武豊フィーバーは凄かった。やっぱりこの人が中心になるとこうも盛り上がり方が違うのかと思わされました。当日は朝から３連勝。ボルテージの上げ方、ムードの作り方も本当に“持っている”人のやることですよね。こういう人が後に続くようでなければならないんですけどね。

とりあえず、この２頭が抜けて強かったというレース。３着以下は大接戦でした。しかし、今後の馬券作戦としてはこの３着以下が大事。ここにこそ、このレースで穴を獲るポイントが眠っているはずなので。
３着はシャドウアプローチ。
マイル未経験、重賞好走実績アリ、２勝馬、母父フレンチデピュティ。このあたりがピックアップポイントでしょうか。
まず、マイル経験のない短距離型が馬券になるのは、阪神ＪＦと同じポイント。この時期の２歳戦においては、どうしても『少し長めの距離の経験』が重視されがちですが、だからこそ、穴馬足り得る存在はそれとは逆、つまり『短い距離の実績』がモノを言うことになります。これは、レース（コース）の質として短距離適性が問われるというより、人気になりにくい（＝穴馬になりやすい）のがこういうタイプの馬だということが一番大きい要因なのでしょう。ただ、同時に、２歳戦という性質上、短距離で実績を残せるくらいの完成度がやはり大事であるということの裏返しでもあります。『母父フレンチデピュティ』が示す早期完成型の血統には、今後も注意が必要でしょう。
『重賞好走実績アリ』という点からは、いわゆる人気落ちの実績馬というファクターの重要性が導かれます。１戦１勝馬が勝っているので説得力に欠けるかもしれませんが、いわゆる“素質馬”が上位人気を形成しやすいレースではあるので、これもまた人気馬とは逆のベクトルに穴が潜むという発想から、実績はあるのに人気がない馬を探す方針は有効と言えるでしょう。

負けた組の中では、やはりシュウジが目に付きますね。血統背景から考えても明らかな短距離馬でしょう。1400までの距離ならアッサリ勝てると思います。
また、本命に期待したアドマイヤモラールも悪い競馬ではありませんでした。馬場傾向を味方に付けていたことを考えるとやや物足りないと感じるかもしれませんが、３着とは0.2秒差、この認識は持っておいた方が良いと思います。


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