境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

根岸Sの回顧

第30回根岸S
1着モーニン
2着タールタン
3着グレープブランデー

ラップ:
12.4-10.9-11.3-11.8-11.9-11.5-12.2
時計:1.22.0

『微妙』。

この言葉が今年の根岸Sを最も端的に表現していると思います。

その要因となったのが、馬場状態です。今回は本当に微妙だったと思います。そして、その馬場状態が全てを分けた、そんな風に思わされる結果でした。

当日の主催者発表は『稍重』。あくまで、私が提唱した勝ち馬の3つのポイントは、主催者発表を基準にすると決めていましたから、良馬場でない以上は道悪扱いということになります。
ただ、この日の馬場状態は、ほとんど良馬場に近かったのではないかと考えられます。芝の急速回復、さらに稍重に回復した時点(日曜朝発表)を考えても、そう考えるのが妥当なのではないかと。その微妙な馬場状態そのままの決着になったなぁという印象です。

勝ったのは、「道悪ならこの系統」と指摘したノーザンダンサー系産駒のモーニン。2走前に上がり最速の脚を使っている、根岸S未経験組。あくまで今日の馬場状態が道悪だった(良馬場ではなかった)と言い張れば、血統傾向から何からパーフェクトに満たした存在。予想コラムでも最終候補の1頭にピックアップしていた馬ですから、この馬が勝ったこと自体は、毎年の勝ち馬パターンに合致したものです。私が単純に引き違えただけで、傾向通りの決着だったと胸を張れます。何度も言いますが、字面だけなら、3つの要素を全て満たした馬が勝ったわけですから。

しかし、これも予想コラムで申し上げたとおり、このモーニンが勝ち馬パターンを満たしているのは、あくまで額面上のものであって、この馬個体としては決して例年のパターンに合致するタイプではなかったと考えます。本来、根岸Sで来るべき(と、私が思っている)馬は、こういう馬ではありません。『字面の条件は満たしているが、馬キャラが異なる馬が勝ち切った』。このあたりが、微妙な馬場状態ゆえだったのかなと。

そして、2着タールタン。これもまた微妙な結果。父タピットのこの馬は、東京巧者で知られるボールドルーラー系産駒ですが、実はこのボールドルーラー系産駒はなぜか根岸Sと相性が悪く、過去、テスタマッタが2012年に3着しただけで、他の出走馬は軒並み大敗していたんですね。そんなボールドルーラー系産駒が2着に入った。これも、今年の微妙な馬場状態ゆえだったのかなと。

さらに、良馬場なら勝ち切ることも期待できるサンデー系が3着という、やはり微妙な結果。これも、今年の微妙な馬場状態ゆえだったのかなと。

そもそも、この根岸Sが稍重発表で行われたのは、今回が初めてでした。その結果、『ほとんど傾向通りながら、微妙にズレる』という難儀な結果に。
まさか『良』『稍重』『重』『不良』の4パターンで狙い馬を変えなければいけない?さすがにそんなことはないと思うのですが、実際、08年と01年と2度ある不良馬場で勝ったのは、先述の系統とはまた別の系統(08年はロベルト系、01年はヒムヤー系)ですから、この分類は全く不可能ではないだけに……。

上手く表現できないのですが、『微妙』という言葉しか思い浮かばない今年の根岸S。冷静になって考えれば、例年の勝ち馬パターン通りの馬はちゃんと勝ったんですけどね。


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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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