馬券ネオメソッド(レース回顧編)
東京新聞杯の回顧
第66回東京新聞杯
1着
スマートレイアー
2着
エキストラエンド
3着
マイネルアウラート
ラップ:
12.7-11.4-11.9-12.4-12.2-11.2-11.0-11.3
時計:1.34.1
これは本当に申し開きのしようもない、完全な見立て違いをしてしまいました。ご参考いただいた方、大変申し訳ありませんでした。
ディープインパクト産駒のワンツーという、私にとっては最悪の結果。これで、2014年、2015年の連続連対が本物だったことが証明され、過去、ディープ産駒が人気を背負って圏外に飛んでいた時とは事情が変わっていることがハッキリしました。昨年の結果を受けた段階で、この傾向変化に気付いていながら、それを予想に反映できなかったことが悔やまれます。捻りに捻って捻りすぎましたか……。
ただ、この状況でも救いはあるもので、1着スマートレイアー、2着エキストラエンドの血統です。前者は母父ホワイトマズル、後者は母父ミルリーフ・ラインのガルドロワイヤル。ともに強烈なスタミナ血統を持っていました。
特にスマートレイアーの母父ホワイトマズルは、13年2人気1着クラレント、13年4人気3着、10年1人気2着のトライアンフマーチ(ともに母父ダンシングブレーヴ)と、このレースと相性が良いことが結果で証明されているダンシングブレーヴの系統。この母父だけで十分に注目できる馬でした(それだけに、余計、反ディープなどとおかしな意地を張ったことが情けない)。2着のミルリーフ・ラインも含め、このレースにおいてスタミナ血統の重要性が高いことは改めて証明されたと思います。この点だけは唯一の救いでした。
最後に、残念な結果となったダッシングブレイズについて。今週の東京芝コースは、ほとんど外からの追い込みは利かない状況で、これはジョッキー心理にも影響したでしょう。しかも、この馬にとって不運だったのは、3走前の紅葉Sでイン突きを成功させてしまっていたこと。内有利、そして、内も突けるという確信が、やや無理筋のコース取りを呼び込んでしまいました。
血統的には、今週の芝で活躍が目立ったサドラーズウェルズ(全弟フェアリーキングのラインも含む)系保持馬ですから、まともなら相当際どい勝負になっていたものと思われます。
安田記念で、母父カーネギーのモーリスと父キトゥンズジョイのこの馬がワンツーでも決めれば、最近、俄かに沸騰しているサドラーズウェルズ・ブームがいよいよ本物になるなと密かに期待していただけに、ちょっと残念な競馬となってしまいました(もっとも、馬は無事だったようですから、まだその可能性がなくなったわけではありませんが)。
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